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【自分語り】めちゃくちゃ悔しかった話と、変な自分が嫌いだった話


どうもこんにちは。納豆ご飯です。

秋ピリカグランプリ、受賞された皆様おめでとうございます。
そして受賞されずとも名作を書かれた皆様、お疲れ様でした。
皆さん、自分のいいと思うものを、そして自分の個性をゴリゴリに出していてかっこよかったです。

私の好きな作品たちは、もちろん賞を取られた方もいましたが、どの賞にも入っていない方もおりました。

私の作品も落選しましたが、いつもの創作よりも多くの方に読んでいただけてとても嬉しかったです。
ありがとうございました。

と、あっさり言ってますが、本当は悔しさでいっぱいです。
一回『雨と書物』の記事を削除しようかな?と思ったくらいに悔しかったです。

夫、椎名ピザが読者賞を受賞したのは素直に嬉しいです。でも、素直に悔しいです。
秋ピリカグランプリの募集要項が発表されたとき「真剣勝負な!」と言い合ったので負けたのが普通に悔しいです。
何か他に勝てる方法があれば皆様教えてください。

審査員の方々はじめ、スキをしてくれた方、読んでくださった方、コメントしてくれた方、またわざわざサポートしてくれた方、本当にありがとうございました。
創作が前より好きになれた気がします。

以下自分語りです。
お付き合いいただける方はお付き合いいただければ。






私は小さい頃から自分が変な子だと分かっていました。

三人組のグループがあったら一人になってしまう側。
小学生一年生のとき行間休みに遊ぶ友達がおらず、ポツンと教室にいたのを覚えています。

可愛い文房具ではなく、石を集めて家の中で神社にしていました。
校庭では、なぜか駐車場の砂利をどこかへ移動したり、泥団子を作って隠していました。
家の軒下にいる蟻地獄をとったり、家の物置の外壁にある地蜘蛛を採取していました。
実家に古くからある井戸の穴をずっとのぞいてました。
神社の境内にビニールでテントを張っておままごとをしていました。怒られました。
誰かと遊ぶより一人が好きでした。
家の中で国旗の絵本をずっと読んでいたかったです。
あぁ変なことをつらつらと。

子どもだったら変なことするのは普通なんでしょうけど、友達や兄弟に「変だね」と言われていたので、自分は変なんだろうなと思っていました。
お兄ちゃんや妹のように普通にできない自分が、普通に友達ができない自分がうっすら嫌いでした。


小学校低学年のとき、友達が塩ラーメンが好きと言っていて、醤油ラーメンと味噌ラーメンしか食べたことない私は「美味しい!分かる〜!」と言いました。
そして友達に「だよね〜!」と喜ばれ、共感が人間関係に必要だと気づきました。

それから人に合わせるという処世術を身につけ、怖い先輩の職場の悪口に、別にそう思わないのに「分かります」と相打ちを打つ嫌な大人になりました。


二年前に夫から誘われ創作を始めました。
最初はとりあえずふざけたものを書いていました。
段々と仲の良いnoterさんも増え、コメントをいただけるようになりました。
どんな作品なら読んでもらえるか、どんな作品なら共感もらえるのか、と考えながら書こうとしたら、びっくりするくらい書けなくて、次第に創作の方法が分からなくなりました。

そして、自分の思い出を基にエッセイのような作品を書くようになりました。
書きやすかったですが、限界がありました。

8月に白鉛筆さんの白4企画で『老婆の独り言』を書きました。
元々書いていた作品のリメイクではありますが、自分の中に昔から流れる、「ひんやりとした怖い空気」を詰め込みました。
自分がちゃんと書きたいと思ったものを、初めて意識して書いた作品だと思います。
白鉛筆さんの、企画のおかげです。
その節はありがとうございました。

そしてこの作品はいろんな方にコメントをいただき、自分の好きだと思う作風が初めて周りに認められたと、パズルのピースが合わさった気がしました。


今回のピリカグランプリでは、その雰囲気を基に自分の書きたいものを書きました。
内容は読んでいただければ分かります。
私の変な感性で、私が良いと信じるものを書きました。

そして、少しでも良いと思ってくださった方からコメントをいただきました。本当にそれはとても嬉しかったです。

なので、賞は取れませんでしたが、それはきっと他の方の作品の感性と審査員の感性の方がより一致していたにすぎないと思うことにしました。(この期に及んで)

自分の感性の良さは自分でわかればいい、と思って生きてきたので、私の感性をぶち込んだ作品を少しでも良いと思ってくれる人がいること自体凄いことなんです。

昔の変な子と呼ばれてたチビ納豆に教えてあげたいです。
良かったね、変なままでいいよ。

少しでも自分の作品が皆様に好きと言っていただけて、うっすら嫌いだった自分をうっすら好きになりました。


改めて、私の作品を読んでくださった皆様、ありがとうございました。また、くだらない自分語りにお付き合いいただきありがとうございました。


私は、書き続ける皆様を尊敬します。


でもやっぱり賞は欲しかったなぁ。


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