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僕がVtuberを知ったとき


「不純ですよ!」


石川英郎さんを指差しながら、アオちゃんは言い放った。中村繪里子さんのラジオ番組「びばりば!」のイベントでの出来事だった。

石川さんの言葉にリアルタイムで目を白黒させながらも石川さんに対抗する初めて見たアオちゃんに、衝撃を感じ、だだただ

なんだこのかわいい生き物は...

という、今まで感じたことのない感情を持ってしまった。


今ではゆるーくVtuberさんを追っている僕がどういうきっかけでVtuberを追い始めたかを書いてみようと思う。僕がアオちゃんを知って1年が経つので、忘備録を兼ねて綴ってみた。

こういうきっかけで知って、追っかけを始めた人もいるんだなと思ってもらえたら嬉しい。



僕が一番最初にVtuberを知ったのはキズナアイちゃんが出始めの頃に、Twitterのリツイートで動画が流れてきたときだった。落ちてくる文字列をリアルタイムで答えたり、掴んで振っているのを見て、どうなっているだ?と疑問に思うことはあったが、そのままいつものリツイートのひとつとしてしか認識していなかった。

そこから1,2年が経ち、オタクにVtuberが浸透しはじめた頃。まだオタクではない人たちには知られていない頃。

僕はYouTubeを見ることはほぼなく、Vtuberにハマることはないと思っていた。

思っていたはずだった。


声優の中村繪里子さんのラジオ番組「びばりば!」でイベントが開催されることになり、「ロンハールーム」の石川英郎さん、「響木アオを応援するラジオ」のVtuberの響木アオちゃんのお二人がゲストで出演することになったのだ。

僕は、基本的にゲストさんは予習をしてイベントに参加するようにしている。ロンハールームは聞いたことがありエロい人が来るんだなという認識はしていた。

アオちゃんに関しては予習のために「響木アオを応援するラジオ」をびばりば!イベントのゲストとして参加が決まった時点でラジオを聞き始めた。

中村繪里子さんがゲストの2回の放送を聞いて
「響木アオという概念になりたい!」という、アオちゃんに面白さを感じていた。繪里子さん以降の放送も聞くようになっていた。



イベント当日、始まる前に会場を見回すと縦型の少し大きなディスプレイが置いてある。

そこにアオちゃんが写るのか。

とは言っても、ラグとかもあるんだろうなーとうがった考えを持っていた。

ピンクのTシャツに白と緑のタオル、アオちゃんらしき子が描かれているタオルを持ってる人が数人いて、すげぇなグッズあるんだ、ファンの人か、くらいにしか思っていなかった。


イベントがはじまり、相変わらずの繪里子さん節が炸裂し、アンケートに書いたことが読まれ、嬉しい誕生日だった(童貞証明書をもらうは思わなかったが)

ゲストが出てくるコーナーへ。

石川英郎さんと響木アオちゃんが登場。

繪里子さんと3人のやりとりを見ていてラグなく思いのほかヌルヌル動くアオちゃんに驚いた。

石川さんのエロい発言に表情を変え、無茶振りにあわあわし、クルッと回ってというお願いに応えてクルッと回ってくれたりと一生懸命に場を盛り上げようとしていた。

ディスプレイの中ではあるが、ステージ上、

僕の目の前にアオちゃんはいた。

存在していた。


衝撃だった。

恥ずかしさで顔を赤くし、怒った表情をし、笑顔になる、時々出てくる京都弁。

ただただ、かわいい生き物が目の前にいた。


一目惚れに近い感情かもしれない。

そこからは怒涛だった。


アオちゃんの告知の時に、渋谷マルイでトークイベントをするということで、仕事帰りに急いで渋谷に向かった。

「アオをバズらせる」タイムでみんながアオちゃんを撮影しツイッターにあげるイベント中にしては異様な光景を見た。

その光景に、アオちゃんが「日本の縮図」と言ったのだ。ラジオでも感じていたが普段は語彙力が乏しいことがあるが、時々出てくる言葉の選び方がおもしろかった。

イベント終了後人生初、写メ会。

アオちゃんがひとりひとりに名前を聞いて、お話をして、写メを撮る。という初めての体験だった。

すごく緊張した。

中村さんのびばりば!イベから来ました。次回の渋谷も行きます。と伝えたら、中村様のファンの方だ。「ありがとうさぎ〜」と言われたのを覚えている。あ〜かわいい。

最後にWデビューイベントの告知があり、その場でチケを取った。


magnet by Shibuya109の屋上でのavex Wデビューライブ。

雨が降るかヒヤヒヤしながらCDを購入。

ライブ直前に雲が晴れ、雨が降ることなくライブスタート!


目の前で歌うアオちゃんを見て

コールをあまり知らない僕でも、周りのアオちゃんファンの人たちに引っ張られて、気がついたらペンライトを振って、大きな声であやふやでもコールをしていた。

「スタートの合図」を初めて聞いたが、歌詞とみんなを盛り上げようと手を上げる一生懸命な様子が刺さった。

格好いい、かわいい...

これからのアイドル響木アオの様子を一緒に見てみたいと思った。

9/1のびばりば!から9/24のWデビューライブまでの1ヶ月足らずで僕はアオちゃんにはまってしまっていた。

これが僕がアオちゃんを推しはじめたきっかけだ。


正直、このライブまでほぼYouTubeの動画を見ることなくきてしまって、後日アオちゃんの動画をちゃんと見初めて別の衝撃を受けたのは、気が向いたら書いていこうと思う。

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