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2023/05/28 面接積み木チキン

爽やかな日曜の朝です。
YouTubeでボサノバなんか聴きながらこれを書いている。

完全在宅の仕事になってからもう2年近く経つが、日に日に「社会」をやるのが下手くそになっていくのを感じる。
先日初めて行く薬局で、いきなり窓口に処方箋を突き付けて「これお願いします!」と宣い、まずは受付票を書いてね…とやんわり促された。窓口の人びっくりしてたな。私もびっくりした。

色々とやらかしがちな自覚はあるので、せめてにこやかでいよう…と思っているが、私にはこれがかなり難しい。というか、自分ではいつも穏やかでニコニコ上機嫌なつもりなのだが、自分の姿を動画で撮ってもらうと「大好きだった祖父が3日前に亡くなった人」にしか見えないのだ。
こんなにひょうきんな性格をしているのに…ペンギンたちが五倍速で歩く動画のこととかをいつも考えているのに。懐にナイフ隠し持って面接に来た人みたいに見える。仇討ちに来てる?

昔から記憶力がカスだったが、最近それに拍車がかかっている。もはや10年前も昨日も平等に忘却の彼方であり、ずっと繰り返し思い出している印象的な出来事で作った、スッカスカの積み木のことを記憶と呼んでいる。すかすかおせち(こういうことは覚えている)。

セクシュアリティが迷子で婚活を頑張っていた時期のことは、印象深かったのか今でもよく思い出す。普段会わないような人種と交流できて刺激になったんだろう。
今朝思い出していたのは、2~3回ほどデートした人のことだった。つまり2~3回のデートでしっかり印象が悪くなり、もう会わなくていいやとなった人のことである。

デートの目的って大きく分けて①相手を知る②自分の良いところをアピールする③自分の気持ちを伝える、の3つな気がする。
当時もその相手のデートプランには違和感を覚えていたけど、今思えば彼のデートの目的は「自分が傷つかないこと」だったんじゃないだろうか。関係を進めるにはデートを重ねなければいけない、でも断られて傷つきたくはない、みたいな葛藤の中で、自分のしたいことや相手の都合を考える余裕なんかも無く、誰のためか分からないデートプランに二人とも振り回される結果になってしまった。

相手が不器用なら私がコミュニケーションを積極的に取るべきだったし、その過程でもっと楽しい時間にする工夫もできたと思う。
結局、ステージアップするにはお互いに関心が無かったというだけで、たいして後悔しているというわけでもないんだけど、恋愛みたいな濃い人間関係を進めるなら、どこかで傷つく・傷つける覚悟を決めなきゃいけないのかなと思った。
セクシュアリティ的にもうあんまり自分事じゃないけど…やっぱり俺はチキンライスでいいや(こういうことは覚えている)。

タイトルを考えるのが苦手なので、話題に出てきたものを適当に組み合わせています。チキンナゲットの積み木で採用の合否が決まる企業。