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世田谷-真言宗智山派 善養密寺
本尊は『生き方のよりどころ』という説明のある金剛界大日如来ということですが、境内は数多くの多様な像と説明により、人の世界が描かれていているように見えました。
まずは両端のひょろっと目と鼻の先が離れた羊(エンサイクロメディア空海 低次元の心の世界/(1)異生羝羊心参照/http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-writing/post-243.html)に入口で迎えられながら前を見ると、個人的には中国、もしくは朝鮮風に見える両足をどっしりと地に付けて金銀の刀を持ち門を守るつぶらで大きな目を持つ吾妻(参考情報:https://www.weblio.jp/content/%E5%90%BE%E5%A6%BB)大権現(参考情報:https://kotobank.jp/word/%E6%A8%A9%E7%8F%BE-67160)と武人や文官や獬豸(かいち、『日本では神羊という呼び名も存在する』という説明も興味深い=ウェキペディア参照/https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%AC%E8%B1%B8)が現れる。
駐車場の端にたたずむ像(参考情報:浄土宗 連載 仏教と動物 第2回 象にまつわるお話/https://jodo.or.jp/newspaper/41933/)の姿を横目に、
階段を登り山門を潜ると、多摩川の精(参考情報:https://koushoji.or.jp/faq/faq-1667/)である河童(参考情報:河童とはどんな妖怪?伝説と正体を調べてみた!/https://intojapanwaraku.com/culture/11103/)のたま坊が拝んでおり、その横に多摩川の女神である亀(参考情報:縁起物百科事典より/https://engimono.net/luckycharm/xnn8v/)のたま妃が。
そして彼らの前の石畳の道は、木曽路へと続く。
天気が優れず、雨の中、その道を進むのは止めて先に進むと、目の前には、物が足りない、物に困るようなことがあったら頼む先となる福の神・布袋尊が(参考情報:布袋尊とは-姿と特徴、功徳、真言/https://yasurakaan.com/bishyamonten/hoteison/)、
その左斜め後ろを振り返るとヒンドゥー教の神ガネーシャ(参考情報:https://kotobank.jp/word/%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3-45947)が生きる喜びを授けてくれている。
そこから本堂の方に目を向け先に進むと、右手に世界遺産白神山地伝来の魔除けの大赤玉(碧玉=錦石=赤玉であるようです/ウィキペディア(Wikipedia) 碧玉 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%A7%E7%8E%89)が。
そして、虚往実帰(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%99%9A%E5%BE%80%E5%AE%9F%E5%B8%B0/)と書かれた満足気のふっくらした弘法大師・恵果和尚(参考:圓應寺 住職法話 Ⅴ-56 青龍寺の恵果和尚に師事/http://ennouji.jp/houwa/houwa20151101/)碑と説明されているカエルや旭川伝来の本真黒石‐アイヌ守護神 神居古潭(かむいこたん)が、大日如来の前に現れる。
そしてその先には梵鐘(ぼんしょう)が。その寺にある樹齢700年~800年の大きな榧(カヤ)の木と共鳴するようにその鐘の聖なる旋律が、優しく語り掛けるように多摩川の水面を響かせる。
他にも説明が無く理解できない像も含め、多様な像が置かれています。