‘Option B’ (Sheryl Sandberg, Adam Grant)オーディオブック記録
オーディオブックで’Option B’を聴いた。
FacebookでCOOを務めるシェリルサンドバーグが、心理学者アダムグラントと共に執筆した書籍。
休暇先にて著者の夫が急死。まだ幼い子供たちにそれをどう伝えるか。夫が亡き後も続いていく日常生活とどう向き合っていったか。逆境をどう捉え、乗り越えていったか。
出来事とそれに対する主観が淡々と綴られている書籍ではなく、心理学的観点からの分析も入っており、非常に興味深い内容だった。
平均的に、配偶者と死別した日から、次のパートナーを探すためにデートに行き始めるまでの期間が男女を比較すると男性の方が早い。しかし、女性の方が周囲から非難の言葉を受けることが多いそうだ。
そんな統計データ、取ってるんだ、、!という驚きと共に、そういった状況でも、男女差がある事実。これは米国での統計なので、日本で統計を取ったらまた違うデータが上がってくるのだろうな、と考えながら聴いていた。
著者の義母(急死した夫の母親)の言葉を聴いて、号泣した。オーディオブックを聴きながら泣いたのは、これが初めて。
(著者に向かって)「あなたは、いつかまた結婚をするのよ。そしてその結婚式に私は参加するからね」
この言葉の裏にある力強さに、非常にグッときた。
生きている自分たちは、前に向かって進むしかないのだなぁと。改めて。
アダムグラントが執筆している本、全部読んでみたい。今年中に読もう。