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イタリア各都市 公共交通機関のクレジットカードコンタクトレス決済の対応状況【2024年3月】

2024年3月にイタリアに旅行に行きました。イタリアでは日本のsuicaやPASMOのように、全国で統一の交通系決済規格が存在せず、各都市でチケットを購入する必要があります。

そこでローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノの4都市について、公共交通機関でクレジットカードのコンタクトレス決済を利用可能かどうかを調べましたのでここで共有しておきます。

コンタクトレス決済対応であればいちいちチケットを購入する必要がなくなるのでかなり便利です。

なお、記事内で紹介している私の体験談に関してはiPhoneのApple Payとして登録している、楽天カードのVISA Touchを利用しています。Visa以外のブランド( JCBなど)のタッチ決済は利用できない可能性もあると思います。

※記事内の写真について、特段引用やリンクを書いていなければ私が撮った写真です。

クレジットカードコンタクトレス決済とは?

日本では一般的に「Visa Touch」「JCBのタッチ決済」「Mastercard®コンタクトレス」と呼ばれるもので、 正式にはEMVコンタクトレス決済といいます。
最近は日本でも普及してきましたが、ヨーロッパだと数年前からかなり普及しており、基本的にカード決済はタッチ決済がほとんどな印象でした。
実際2024年3月にイタリア、イギリス、フランスに行った際も、タッチ以外の決済は1回も行いませんでした。

アプラスより引用

ローマ

バス、地下鉄などすべてにおいてタッチ決済に対応しています。
そのためベッドチケットなどを購入する必要はありません。

実際にバスの中では以下のような機器が設置されており、タッチ決済が利用可能でした。

フィレンツェ

2024 年 3 月 28 日から、すべての市バスやトラムなどの公共交通機関で利用可能になったそうです。

私が訪れたのは2024年3月前半でありフィレンツェでは2回しかバスに乗りませんでしたが、 2回ともタッチ決済に対応していました。

ベネチア(ベネツィア)

ベネチアの水上バス(ヴァポレット)では、クレジットカードのタッチ決済はおそらく対応していません。(ベネチアは水上バス以外の公共交通機関がありません)

公式サイトを見ても、チケットをチェックポイントで事前購入するように思われる文言で案内されています。

ネット上を検索すると、タッチ決済導入に関するニュースが出てきますが、実際に導入されたという記事はありません。

ただ、水上バス(ヴァポレット)の乗り場には以下のような機械があり、タッチ決済に対応しているようにも思えますが、タッチしても反応はありませんでした。

水上バス(ヴァポレット)ののりばにおいてあった機械

そのため、ベネチア内にあるチケット売り場で一回券もしくは複数日券を購入することになります。
(1回券はべらぼうに高いので複数日券の法が良いと思います)

余談ですが、29歳以下はローリングベニス(Rolling Venice)と呼ばれるチケットを購入・利用できました。
3日間乗り放題のチケットがついて、通常の3日券よりも20ユーロ以上安いチケットになります。
有人のチケット売り場でパスポートを提示して購入できました。
(おそらく自動販売機で購入できない)
記憶では大きいチケット売り場以外では売っていなかったような気もします。

一般的な1回券と複数日券
ローリングベニス(Rolling Venice)チケット

ミラノ

基本的にすべての地下鉄バストラムなどで対応しているようです。


JCBは非対応の可能性があります。


結論

ローマ、フィレンツェ、ミラノでは全てのメトロ、トラム、バスで対応、ベネチアの水上バス(ヴァポレット)は非対応のようです。

最後まで読んでいただきありがとうございました! 貧乏学生なので一銭でも本当に嬉しいです。