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24年11月/ハノイ再訪①
先週末3日間ほど、ハノイに帰っていました。
今回テーマ設定をしていて、「ローカルな経験をすること」を目的にしてました。
折角ベトナム語も継続している訳ですし、ローカルなお店で注文すること、タクシーの運ちゃんと会話すること、
下手なベトナム語でも外国人だからと容赦せず、怪訝そうな顔を隠さない国民ですが笑、
何でもいいや、とにかく使ってやろうと思っていました。
あとは、久しく使ってなかった一眼レフも持って行きました。
この街のことをもっと深く知りたいと思った訳ですね。
私、基本的にハノイという街が大好きなのですが、旅行で訪れた時も、駐在していた時も、
良い宿に泊まり、割と良いお店で食べて、どローカルな経験というものはあまりしてきませんでした。
バックパッカー精神というか。何か、そういう事をしてみたいと思った。
という訳で、しばしお付き合いください。
【フライト】
成田⇄ハノイ、ベトジェットで6万強でした。
(ちなみに別途、空港で荷物の重量超過で課金されて7万円超えた。クソッ。)
● 成田⇨ハノイ:VJ933 | 9:30 成田⇨14:00 ハノイ
● ハノイ⇨成田:VJ932 | ハノイ 0:55⇨8:00 成田
ベトジェットの席は課金して非常口前の広い席にしました。
さすがに窮屈さや着陸後のしんどさは感じず、2,000円($13)でこの快適さならvalueありますね。
【ホテル・滞在場所】
今回、旧市街(Old Quarter)近くに宿泊。
場所柄観光客は多く、特に欧米と韓・日が多かった。
欧米人はこういう古臭い街並みとか好きなんだろうなって思いました。
僕も好きですが。
ホテルはここです。ホテルというより寧ろホームステイ?かな。
細い路地の奥にある、5階建ての建物を丸々貸切でした。
建物自体は古臭いですが、中は割合清潔かつ、オーナーの対応もタイムリーで、個人的に不便はなかったです。
ちなみに400,00VND/night、今の為替で2,500円くらいですね。安い。
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ホアンキエム湖という観光名所まで歩いて15秒。周辺はショップも多く賑やかです。
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11月のハノイは意外にも?過ごしやすかったです。
天気予報を見ると32度、ちょうどその日の東京が10度くらいだったので
溶けるんじゃ無いかとすら思ってましたが、気温に反して意外にも過ごしやすかったように思います。特に日没後。
それもあって、観光客も多かったのかもしれません。
15時過ぎ、ホテルに荷物置いて、少し遅めの昼食へ。
ブンチャー(=ベトナム風つけそば)で有名な「Dac Kim」というお店に。
ここはハノイ駐在時から何度か行ったことがある店でした。
ハノイでブンチャーといえばオバマ大統領が食べた「オバマブンチャー」が有名ですが、
個人的には、こっちのブンチャーの方が全然美味しいと思います。
(オバマブンチャーは聖地化しすぎてるし、現地ベトナム人も美味しく無いって言います。個人の感想だけど)
このダックキムも有名らしく、外国の観光客がまぁまぁ入ってました。
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ミシュランに選ばれたのかな?
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中に入ってるのは焼いた豚バラと、つくね。美味い。
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用法用量を守って正しくお使いください。
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ハチミツ梅ドリンク的なものかと。甘かった。
その後はホアンキエム湖の周りで写真を撮ってました。
湖をぐるっと囲う形で遊歩道になっており、歩く人も・走る人も。
初めて来て時も、住んでいる時も、今も、ずっと思っていますが、
この緑と水辺に溢れる、のんびりしたハノイの雰囲気がずっと好きなのです。
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夜はTa Hien通りにて。いわゆる「飲み屋街」ですね。
吉祥寺のハーモニカ横丁のベトナム版、、というと少し大袈裟か。
狭い通りにローカルなレストランと、ハイネケンやバドワイザーのコスチュームに身を包んだベトナム美女が所狭しと。
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そうして夜は更けて行きます。1日目はここまで。
ハノイに戻ってきてなぜか、「東京って息が詰まるよね」って実感しました。
なんなら、バイクも車も交通ルールなしで走りまくるハノイの方がうるさく、空気も汚いはずなんですが、
なんか、のんびりしてます。街の感じか、人の感じか。
東京って落ち着かないですよね。自分も歳食ったと言うことなのか、渋谷や新宿の殺人的人混みと忙しなさがより一層身に応えます。
あとベトナム語勉強してて良かった、って思いました。
空港からのタクシーの運転手から食堂のおばちゃんから、可能な限り
ベトナム語で話すようにしてました。
基本的にベトナム人ってシャイであんま喋らない人が(特に男性は)多いですが、
「お、君ベトナム語できるの?」
「ちょっとだけね」
「どうだい、ベトナムの女の子かわいいだろう?」
みたいな砕けた会話までしてました(或いは女の子買いに来た悪い日本人と思われてたのか)。
逆にこちらも、ドライバーが話している内容が3-4割はわかる。
単語レベルで何を話しているかがわからなくても、「こういうニュアンスの事言ってんだな」ってのがわかるようになっていました。
だから、拙いベトナム語でも返事が出来るし、会話になってた。
中々に嬉しい発見だったと思います。
日本に帰って4ヶ月、折角なので継続してベトナム語は勉強してる訳ですが、
実は自分が思っている以上に、着実に蓄積されている、ということかもしれません。
どこの国でも、現地の言葉を学んで、現地の飯を食うところが文化に馴染む第一歩だと思っていますが、
多少大袈裟に言うなら、少し現地に溶け込めたかな?と思います。
若い人は流暢に英語を話し、日本人街に行けば日本語を流暢に話すベトナム人が多くいるこの都市は
その努力をしなくても十分に生きていける恵まれた都市である一方、自分はそういう「永遠にアウトサイダー」的なのが好きじゃなかった。
だからこそ、今回時間をとって戻ってきた、という事です。
初めてここに来たのが2022年の9月。その時、ここまで自分が一つの都市を好きになるとは思っても見ず、
色んなキッカケがあるものだなあと、それが人生の妙味なのだろうと。
久々の訪問でしたが、久々さを感じさせず、新たな発見に溢れた旅のスタートだったと思っています。
2日目以降も、お付き合いください。