見出し画像

サンフランシスコ①〜IT・格差・多様性〜

#Disclaimer : 長いです。文字に疲れた方は写真メインで見てください#

#年末アメリカ一人旅編 、まずはサンフランシスコから。
当日JALのシステムがサイバー攻撃受けるというニュースが出てヒヤヒヤしましたが、何とかなりました。笑


●フライト

往路約10時間、エアラインは#ZIP AIRを初めて使いました。
LCCで長距離はしんどいかな?と思ってましたが、広い席にグレードアップしたこともあって
非常に快適でした。機内食のバターチキンカレーも普通に美味しかったです。
(機内食は事前予約制、自分でカレーを予約した事を忘れてて「何でアメリカ行きでカレー?」となりましたが笑)

諸々含め、片道12万円ほど。年末年始の海外便にしては「意外とその位で収まるのか」という感覚です。

初ZIP AIR。値段とクオリティのバランスが取れていて、また使いたいと思います。

東京との時差は▲17時間。
東京を12/26の21:25に出て、サンフランシスコ到着が12/26の13:30。
一日巻き戻してやり直す感じです。

●ホテル

中心地ユニオンスクエアから歩いてすぐの#Marriottにしました。
人も多くて治安的にも安心感あり、各観光地へのアクセスも良くて、便利だと思います。
Marriott会員なのでポイントで取れました。ホテル代(だけじゃないけど)高すぎるから、助かります。
AmexのMarriott Bonvoyカード(旧SPG)、年会費4.5万とお高いですが、
海外に行く機会があるなら、ホテル代で絶対元取れますね。余談ですが。

サンフランシスコには12/26-12/28の3日間滞在しました。
移動もあるので実質2日とちょっと。もう少し居ても良かったかな。

ホテルの前がUnion square、その向こうが百貨店メーシーズ。
クリスマスということでスケートリンクなんかもあった。雨でしたが。

●街の感じ

LAがだいぶギラギラしてたのに比べると、建物とか街自体の感じが落ち着いてました。
(ビクトリアンデザインという名前も付いていたりするようです)
ケーブルカーに乗って、ユニオンスクエア近くから海沿いの方まで街を縦断して行けるのですが、
街が全体的にミニチュアみたいで、可愛らしいなあと思っていました。

ケーブルカー。路面電車ですね。
前から。
サンフランシスコの街は割と坂がちです。
で、その坂を登ると視界が開けてきます。
ちょっと曇ってるけど。

その一方で、サンフランシスコは世界的に有名な企業の本拠地でもあります。
有名な所だとデニムのLEVI'Sとか、Airbnbとか、Salesforceとか。
特にSalesforceは巨大で、本社の近辺が一種の要塞化してました。
ビルを緑化して、公園を開放してたりして、都心の中に緑の公園を作るというのは良い発想だなあと思います。

夜のfinancial districtはこんな感じ。
Salesforce。確かこの分かれてる建物全部そうだったはず。
Salesforce park。オフィス街に緑があるとどこかホッとします。

●移動手段

基本バス or トラムでした。たまにタクシー。
行く前の一つの懸念が「現地での移動、どうしよう?」でしたが、
市街地を移動する限りは、交通機関利用で事足ります。
"Clipper card"という、日本で言うPASMOみたいなカードを最初に買っておいて、タップして乗降します。
$2.5(400円位)/ride、やはり高い。25年1月からは$2.75に値上げするとのこと。

ちなみにサンフランシスコでは「#Waymo」という自動運転のタクシーに乗れます。
最初町中で、天井にバカでかいカメラつけて走ってる怪しい車が居て「なんやこれ」と思ってましたが、タクシーです。
自分も試しに何回か乗りましたが、運転手なしでも非常にスムースに公道を走ってました。楽しい。

こんな見た目。インド人が物珍しそうに群がってました笑
車内のタッチパネル
ほら。本当にドライバーが居ないです。

例えば車通勤の人が自分でハンドルを握らなくて良くなれば、
車の中で過ごす通勤時間もパソコンで作業したり出来るようになるので、
通勤の概念も自動運転で変わるなあと感じていました。

●観光

町中に「これ!」という観光地はあまりない印象でしたが、
・Fisherman's wharf〜ベイエリア
・SFMoMA(サンフランシスコ近代美術館)
・チャイナタウン
・Union Square
・ゴールデンゲートブリッジ(少し離れる。これは別の記事に書きます)

自分はこのあたりを中心にぐるぐるしてました。訪問できてない所もあります。 

Fisherman's wharf、海沿いなのでフェリークルーズなんかもあり。
監獄で有名なアルカトラズ島へも船でいけます。
SFMoMAのカフェ。美しい。
草間彌生女史の展示が一つの見所でした。
7階建て、今まで行ったミュージアムで一番見応えあった。
トゥ(toe/つま先)サマ彌生。いいのか、このイジリは。笑

●食事

基本的に食費が異常な位に高いです。
チップ込でざっくり日本の2倍〜3倍くらい。

スーパーの天然水が3~400円、コーラもそれくらい。スタバのコーヒーで800円、モールのフードコートの安いチャイニーズで2,000円とか、そんなん。
円安も相当影響してると思いますが、これだけは仕方ないですね。
じゃあケチって安いファーストフードとかにしようか、と思っても、ファーストフードがそもそも高い。

値段はさておき、食の選択肢は割と充実してます。
サンフランシスコで有名なのはステーキと、シーフードですかね(シーフード食べそびれたけど)。

●John's Grill
有名なお店です。自分が行ったときは20時くらい、スムースに入れてラッキーでした。

テーブル席と、奥にカウンターもあって「アメリカで飯食ってるんだなあ」っていう感じです。雰囲気だけでも自分は楽しかった。
エスカルゴとロブスターのビスク、リブアイのステーキを頼みました。
リブアイはガッツリ脂のって超美味しかったんですが、
一人だとちょっとデカいかな、と思ったので、何人かで行くならシェアするのも良いかも。
あとはアメリカなので持ち帰りも出来ます。食べきれなかった分を箱に入れて
持って変えるのは結構アメリカではメジャーで、良い文化だなと思いました。

店の前でパシャリ
こんな感じ。右にはアメリカの著名な軍人や政治家の写真がずらっと。皆来店した人らしい。
RibEye。うまかった。

●Lori's diner
これもホテル近く、割と有名らしいです。
日本にも時々アメリカを真似たハンバーガー屋さんとかあったりしますが、それの原型、って感じでした。
アメカジ・アメリカンカルチャーが好きな人にはたまらんと思います。

ここは昼、ハンバーガー頼みました。肉もパンもボリューム感あって美味しかったです。
基本、日本であんまハンバーガー食べないんですが、やっぱ本場で食べると雰囲気も相まって美味しいんだと思います。

アメリカっぽいでしょ。
ハンバーガー。上下のバンズが別れた状態で出てくる。

●Delancey Restaurant
行きたかったけど行けなかった店も乗せておきます。
バスの運転手のお兄さんに教えてもらったお店です。
Delanceyというのはハンディキャップを持った人々を支援する財団の名前らしく、
その就職支援の一貫として運営しているレストランとのことでした。

●旅の所感

サンフランシスコと言うともっと大都市を想像していましたが、
最初に書いた「ミニチュアで可愛い」の裏返し、割とちっちゃいです。
小さな箱の中に#多様性を詰め込んだ街、という感じでしょうか。
チャイナタウン・ジャパンタウンみたいな民族街があり、オフィス街もある。海沿いに行くとまた違った雰囲気になる。
派手な観光名所はあんま無いですが、一つの場所に色んなものがぎゅっとなっている感じが自分は好きでした

一方で、空きテナントとホームレスの多さが結構気になりました。
物価も家賃も異常に高く、住めない・食えない、となって路上に出てくる人が増えるのかな、と思いました。
日本みたいにセーフティネットもしっかりしてないと思うので、
以下の記事もそこまで誇張でもないな、というのが現地行ってみた後での感想です。

#貧富の差は日本以上にハッキリしてるなあと思いました
お金を持ってる人は車運転して、町中にテスラがバンバン走ってる一方、
車持てない人はバスやトラムなど公共交通機関に乗ります。
自分は単純に金がないのでバスやトラム乗ってましたが、移動手段だけ見ても
そのコミュニティの階層が見えます。必然的にバスや電車の中は少し危な目の人が多くなります。
(後に行くLAはもっとその傾向が強かった)

アメリカ西海岸は受難の時だと思います。
元々IT企業を中心に発展してきた地域ですが、コロナもあって皆テレワークを始めれば
テナントは空くようになるし、そうなると不動産が苦しくなって、銀行が苦しくなって、周辺の飲食店も苦しくなる。
加えてIT企業群が東海岸に徐々に移ってる、といった話も聞いたりするので、
貧富格差是正や企業誘致、人口流入促進といったイシューに
この都市も今後向き合って行くことを余儀なくされるのだろうなあと思います。
日本でも地方の過疎化・空洞化が問題になっていますが、同じですね。


●まとめ

個人的にはサンフランシスコの街の感じや雰囲気が結構好きでした。
サンフランシスコといえばTony Benettの"I left my heart in San Francisco"ですが、
どこか郷愁を感じさせるような感じは、確かにあったと思います。
そういう意味では、私も心を置いてきたうちの一人かもしれません。

The loveliness of Paris seems somehow sadly gay
パリの美しさはどこか悲しげで
The glory that was Rome is of another day
ローマの栄光は過ぎ去りし日のもの
I've been terribly alone and forgotten in Manhattan
マンハッタンではとても寂しくて、自分が忘れ去られてしまった感覚になる
I'm going home to my city by the Bay
だから海沿いのふるさとに帰るんだ

また行く機会があれば行ってみたいなあと思います。
今度は、もうちょっと長めに。

いいなと思ったら応援しよう!