片腕しか焼けない夏
アルバイト先が変わりました。
業種は前と同じく放課後等デイサービスという、児童発達支援の事業所です。以前の事業所よりも小規模で、スタッフの数も多くありません。以前は子ども達がわーっとなるとパニックになってしまっていましたが、僕の病気のことも施設の責任者の方に伝えてあるのでそこまで心配はいらなそうです。
一年程アルバイトで勤めれば、その後正規雇用もして頂けるとのこと。やっと社会人への道が見えてきました。
以前僕のnoteの別の記事で自傷については書きましたが、施設の見学に行った日、子ども達が怖がってはいけないと思い、左腕にアームスリーブを着けて行きました。
そして迎えた面接の日、本社の方が話をしたいと言ってくださり事業所の責任者の方と本社の方と2対1で面接をして頂きました。
本社の方は僕の腕を見ると(隠し事はしたくなかったので面接時はアームスリーブを着けませんでした)子ども達が怖がるというよりも、子どもを預けている先で自傷をするような精神的に不安定な者がいると親御さんが心配になるから、アームスリーブを着用して欲しいと言われました。勿論僕はそれに従います。
ただ、傷だらけの左腕も含めて今の僕なのです。
そういうことはもう辞めようね、と優しく仰ってくださいました。
間違いなく傷も僕の一部なのですが、なんだか急に左腕を晒すのが恥ずかしくなりました。
傷跡は僕が生きようとした証なのだけれど。
今年の夏はアームスリーブを着けて過ごそうと思います。
夏が終わる頃には左と右で焼け方が違うことでしょう。
三ヶ月は試用期間なのでまだまだ不慣れな部分ばかりだし、毎回反省を抱えて帰路に着きますが、とても充実しています。
業種は前のバイトと同じですが、方針などは違うため、0から学ぶ気持ちで臨んでいます。
まずは子ども達の名前をしっかり覚えないと。
ここまで読んでくださいありがとうございます。
これからも不定期にnoteは更新しますので、またお付き合い頂ければ幸いです。
ひろき