入院したらちょっと自分のことちょっとわかってきた

離院を経て初めての男女混合急性期病棟に入った。初めての人達ではあったが、本当に看護師に恵まれたと思う。

1番嬉しかったのは、プライマリーナースが今までの4回の入院よりかなり私に向き合ってくれたことだ。
私は自閉性スペクトラム障害グレーゾーンと言われているが、そのナースさんも同じような境遇らしく、ASDグレーの特徴が書かれた漫画や本を貸してくれたのだ。
例えば細川貂々さんの『それでいい。』シリーズなど。
それを読んで自分に似ていると思った特性を退院直前に冊子にまとめてくれた。

私は
・頭の中の注意を向ける「部屋」が1つしかなく、衝撃を受けるとそれで頭が一杯になる。さらに、その衝撃をうまく理屈で説明したり、なぜそれが起こったか説明させようと考えても余計パニックになる。
→けれど、時間が経つと俯瞰して考えられているし、そういう力があるらしい。見返していたらこれは一昨年やった心理検査の結果の用紙に書かれていたことと一致していた。

・「どう思う」と聞かれると衝撃を受けて固まってしまう。なにを聞かれて、なにを答えたらいいかわからない。
→「なにを答えたらいいかわからず固まってしまう傾向があるのでなにについて聞きたいか教えてください」と自分の傾向を事前に伝えるとスムーズらしい。

・考えが画像や映像で浮かんでうまく説明できない。
→今後、こういう状況ではこういう順番で伝えるといい、という公式を複数パターン作れると良い(これは難しいので‘‘今後‘’)
→うまく説明できなくても「なんだか苦しい」などひとまず言葉を発してみると良いらしい。

・ざわざわしていると落ち着かない。人より周囲の音などへの敏感性があるのかも。(これは統合失調症のそれもあると思う)
→落ち着いて話せる空間を作る、見つける。(ナースさんもこの病院に転職して見つけられたらしい)

らしい。わざわざ私のためだけにこれをまとめてくれたのだ。今までのプライマリーはここまでしてくれたことがなかったので、本当に嬉しかった。最後には私宛のメッセージも書いてあって、「私の大切な○○さん」とまで言ってくれて感動した。

最近は社会に出てないので発達の歪みにあまり困っていないのだが、一生引きこもりニートをしているわけにはいかないので自分の特性で困ったことがあればこれを参考にしていきたい。

かなり個人を特定できる内容を書いた気がする。本人に見つかっちゃうかな。
プライマリーナースさんへ その優しさに救われました。大好きです。

みなさまの自己理解の手がかりになりますように。

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