激安博物館(全文読める後払い)
六歳ムスメ、四歳息子と実家へ。
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今、実家は、、長居公園辺りに引っ越している。 今は工場だけが、東大阪にあるのだ。
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お昼に到着。 家でみんなでご飯。
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食事を終え、すぐお隣りの長居公園へ。 父正男、洋一、子供2人で、公園へ。
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母礼子は、おいてゆく。
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長居公園の中に、恐竜の博物館がある事を、、僕の手違いで、子供に知らせてしまった。
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「絶対に行く!」 と煩い。 仕方なく四人で向かう。
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中学生以下はただ、大人1人300円。 安い。
安い割にクオリティは高い。
この博物館は、恐竜だけではなく、大阪あたりに生息する様々な生き物の標本が、展示されている。
植物、虫、鳥、魚、の標本なども、豊富だ。
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昔と違い……子供たちは字が読めるようになっている。
なので、1つ1つの展示物に掛ける時間が長い。 だるい。 なにせ僕は二回目だ。
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三年前に、ムスメと二人で来たことがあるのだ。
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しかし、その時のムスメは「文字読めず」の三歳。ランウェイぐらい、ほぼ止まらず、通り抜けた。
お金を払って、展示物の横を通り抜けるだけの施設。
しかも、恐竜の骨の標本に至っては『怖い、怖い、怖い、怖い』
と、念仏を唱えながら走り抜けた。
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しかし、今回はオッサンみたいに「ふんふん」言いながら、ゆっくり回っている。
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やかましいわ! と、言いたくなる。
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息子は息子で、いつもの質問攻めを、いつもどころではないない数、飛ばしてくる。
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しかも、質問して来ておいて、こちらがそれに答えると……
答えている途中に、次の質問をして来る始末。
質問自体がメインで、答える僕の回答は、(ないがしろ)蔑ろだ。
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ラジオの、お悩み相談のコーナーなら、、
「そっかぁ、なるほど、、奥さんの束縛が厳しいんだね、でもさこう考えることは出来ないかな? ……続いてのメールです」
みたいなもの。 1つも解決しない。
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非常に疲れたが、4人で順路通り進み……最後の展示コーナーにやってきた。
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それにしても、300円では、オーバークオリティな程の様々な展示物だった。
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そして一番最後の展示物は……「大阪で取れる野菜」
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順番を考えろ! 恐竜の後に誰が、野菜の展示物を、見るんだ。
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「パパ〜見て〜、すご〜い、野菜や〜〜!」 て、なるか!
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しかも、ちょっと手先の器用な人が作った様な、手作りの偽物野菜。
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4人全員、無言でスルー。 全員、ランウェイ扱い。
展示される野菜などなく、ただの壁と捉えてスルー。
僕だけスマホ出し「最後野菜」とメモしながら、スルーした。
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展示物の順番………もう一度考えなおした方が、よろしいかと。
おやすみなさい。
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三冊目の本を出したいので、宜しくお願いします🙇🏻 二冊目の「超人間観察」の方が面白いのに、何故か売れ行きが……。 宜しくお願いします🙇🏻