田舎と呼ばれる場所が羨ましくて
たとえば、地元のお祭や
道行く人との挨拶
ショッピングモールのフードコート
なんでも売っている雑貨屋。
どこにでも居場所があって
だれとでも関係があって
ここが彼女の町なんだなぁと見せつけられる。
電車に乗って遊びに来ている僕は
その度に肩身が狭くなって
誰かからメッセージが来ていないかどうか
手癖になるほどの「センター問い合わせ」。
どこにいようが、“らしい”ままの彼女
どこにいても、居心地の悪い僕
悲しい都会に住んでいる僕。
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