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いつか必要としなくなる作業

5時のチャイムが鳴っている

ひとつしか電灯をつけていない部屋の中で

自分の中にあふれる情景や鬱憤とぶつかり合う時間

板書をうつしたノート

投稿掲示板

名前も知らないチャット民

人間かも分からない相手にだけ吐き出せる言葉

駅の屋上から汚い街を眺めては

何もする必要のない自分を小さく思う

頭から切り出したい言葉ばかり

知識を入れ込む隙間なんてない

「あんな風に、ただそのままで

立っていられたらなぁ」

泣いたってよかったのに

この日も黙って改札をくぐった。

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