見出し画像

今Xで起こってることを何も知らない話

一方的なX(旧ツイッター)規約の改変。
投稿した画像の生成AI学習利用。
推奨されるウォーターマークなどのAI対策。
そして、またしても何も知らない男爵。

またしても何も知らない男爵
またというほどの頻度はない

最近、X(旧ツイッター)周辺がやかましい。
多くのアカウントが鍵をかけたり、多くの絵師がイラストを消したり、多くのユーザーがSNSの移住先を探したり、多くのバズツイがエグめのインプレゾンビに絡まれている。

騒ぎの理由は、X(旧ツイッター)が「Xに投稿したコンテンツ(イラストとか)は、生成AIの学習に利用する」と規約変更したからだ。


ただし、今までもX(旧ツイッター)のサービス向上のために、AI学習利用はやっていたのではないかと言われている。
しかし、今回の変更で改めて、投稿コンテンツの生成AI学習利用が明記された。
大慌てした絵師やおたくが「AIに自分のコンテンツが奪われる前に、自衛しなくては!」と、いろいろな情報を錯綜させているのだ。
なんというか、終末世界感がヤバい。

そんなこんなで、Xを捨てて別のSNSに移住した人も多い。
なんとかXに留まろうとする人たちは、自分のイラストにウォーターマークをつけたり、イラスト全体にノイズをかけたりして、AIの対策している。
しかし、それですら効果あるかないかの論争があり、その論争の決着もついてないのに「とにかくウォーターマークをつけるべき」と主張があり、世はまさに大終末時代である。
そして、ここに、その流れに完全に乗り遅れた男爵がいる。

そもそも、ウォーターマークがなんなのか、よくわかっていない。
神イラストで、たまに顔の真ん中あたりに「無断転載禁止」と書いてあるやつ、程度の認識だ。
人気の高いイラストは、第三者に許可なく使用されて、勝手に商品化されるという被害もある。無断使用禁止を明記することは、対策としては効果あるだろう。
しかし、その注釈を入れることで、せっかく描いたイラストの雰囲気が壊れる感じはある。
作者も、入れたくて入れてるわけではないとはわかっていても、せっかくのエモい感じに現実味を帯びてしまうと、なんだかなぁと思ってしまう。

ウォーターマークのイメージ

それが、「今Xにイラスト投稿するんなら、ウォーターマークをつけるのがいい」という流れになり、なんだかなぁと思う頻度が増えた。
そして、ボクのように無断転載されそうにもない独特画風木端絵師は、その流れに乗るべきなのか乗らないべきか微妙である。
というか、そもそもAI学習利用の話なのに、無断転載の話がどこから来たのかもよくわかっていない。
全てにおいて、「またしても何も知らない男爵」である。

ただ楽しくイラストを描き、誰かの描いたイラストを見て楽しむ。望むのはそれだけなのに、なんだってこんなめんどくさいことになってるんだろう。
かといって、対策をする人を冷笑するのも違う。彼ら彼女らも、やりたくてやってるわけではないのだから。
何に気を遣い、何に目を向けていればいいのかわからない。わかるのはイーロンに向ける敵視だけだ。


こんなとき、頼りになるのはツイッターの集合知などではない。現在のツイッターもといXは、むしろカオスの発生地点である。
こうゆうときこそ、そう、AIに頼るのだ。
ウォーターマークの必要性だとか、AI学習の対策だとか、様々な問題に対してAIは最適解を教えてくれる。
人間の知恵などよりも、AIこそ真に頼るべき存在である。
AIに、自分の画像をAIに学習利用されない方法を教えてくれもらい、それを実行する。
まさしく、終末世界のありさまである。

chatGTPは教えてくれる
chatGTPはAIとして優秀

いいなと思ったら応援しよう!