プレイ意識「相手目線で考える」について
自分が考えているプレイについて1度整理しました。
ただ、まだ自分としても不完全であり、下記内容のプレイができているとは言えません。
1つの考え方として捉えていただけると幸いです。
「相手目線でゲームを組み立てる」
どのカードゲームにも言える事ですが、ワンピースはプラン決めの重要度が極めて高く、それぞれで有効となり得るプランを練り、大会に持ち込みます。
ただ、それは相手も同じことで、どれだけ自信をもってプランを決めたとしても、相手も同様に自信を持ったプランを持ち込んでくる為、「絶対に勝てる」とはなり得ません。
もしも相手も同じプランで且つ同等の理解度だった場合、別の要因で勝敗が決まります。
では、お互いに優秀なプランを持ち込んだ場合、どこで差がつくのでしょうか。
自分はその要因の1つとして、「相手目線でプレイができているか」と、「その精度」が重要だと考えています。
勿論運もあるので、敗因としてプラン通りとならなかった等も挙げられますが、それはまた別のお話であり、「差がつく要因」とはなりません。
例えとして「先3/5マルコ」は分かりやすく、ある程度理解のある人はこのアクションを想定して動く為、後2で3000以下のキャラを出す人は少ないのではないでしょうか。
理解度が上がってくるとみんなが当然のように取っているアクションこそが、プラン決めと同様に重要な要素であり、相手と差をつける事ができる1つの方法という事を認識し、整理していきたいと思います。
■「相手目線でゲームを組み立てる」とは
そのままの意味で、「次に相手が何をしてくるのか」を想定し、取るべきアクションを考え、ゲームを組み立てていくという事を指します。
これは冒頭にも例えとして出した「先3/5マルコ」から始まり、
・攻撃から守る
・攻撃を受ける
・キャラの出す
・キャラを攻撃させる
・キャラを守る
・相手のライフに攻撃する
・相手のキャラに攻撃する
ほぼ全てのアクションに通じていく内容です。
もちろん、上記全てのプレイが予想であり、相手が必ずその選択を取るとは限りません。
それでも「相手目線で考える」事を意識すると、膨大な情報を得た上で選択をする事ができます。
ただ漠然と「強いから」「有効だから」とプレイするのとでは全く異なるのは明確です。
■どうすればいいのか
相手の選択したアクションの意味を考えます。
相手のアクションには全て意味があります。
・なぜ●●のキャラを出すのか
・なぜキャラを出さずにドンを付けて攻撃してきたのか
・なぜライフで受けたのか
・なぜブロッカーを使わなかったのか
無意識だとしても、そのアクションを取った意味は必ずあります。
無意識なのは、類似したパターンが多い中で最善だった「定石」となっているだけだからです。
「相手が何をしてくるか」読み取る為には、まずこういった相手のアクションを何故か考える事を癖づけていく事から取り組みます。
コツとしては、「自分がよく考えている事=相手も考えている」事を再認識する事です。
「次のターンリーダーに攻撃されると負けてしまうから、相手のキャラを処理しないといけない」
「イベントが沢山あるから守り切れるし、ライフで受けても問題ない」
「次のターン、●●をプレイしたいからこのターンは●●しておきたい」
自分が当然のように考えている事を、相手も同様に考えています。
相手も勝つ為にプレイしているので当然の事です。
相手が取ったアクションを自身に当てはめて考えます。
「キャラを攻撃してきた=目的としては「①カウンターの削り」もしくは「②キャラの処理」のどちらかそうだけど、この盤面なら②の方が可能性として高い。なぜなら●●だから」
「ここでライフを受けた=自分なら●●だから恐らく●●と考えている」
みたいな感じで、自分に当てはめて相手のアクションの1つ1つを読み取っていきます。
■精度について
この精度を上げていく事によって、
「相手目線、さっきの行動が●●だったから、ここでライフは失いたくないはず=ライフへの攻撃にはカウンターを使ってくれる可能性が高い」
「それであれば、ライフにカウンターを使わせて、キャラの処理に向かう事ができる」
「相手目線、こちらの盤面がリーサルになっている為、一番低い打点にカウンターを使わせる事ができる=まずは7000で攻撃して、カウンターの切り方を見る」
等、相手ターンだけではなく、自身のターン取るべき選択肢がより明確に取れるようになると考えています。
■欠点について
このプレイには1つ欠点があります。
それは「自分の知識以上の事は想定できない」です。
相手の方が格上の場合、このプレイを逆手に取られてしまう事も考えられます。
ある程度のレベル差がある場合、「このプレイを取れば相手としては●●と考える」といった様に、自分の方に有利な方へ誘導されるリスクが高い為です。
また、今回は前提として「同じプラン同士だった場合」としておりましたが、これが全く異なるプランだった場合、自分の想定からは外れたアクションを取られてしまう事が想定されます。
同様のプランであったとしても、「相手目線でゲームを組み立てる」精度が高いと、上記のように有利な方に誘導されてしまい、やはり読み合いで負けてしまいます。
このプレイを取るにあたって、より理解度を深めておくことは勿論のこと、固定概念を捨てる事は絶対条件となります。
固定概念はあらゆる可能性を考えなければならないこのプレイにとって、最もノイズとなる要因となり得る為です。
また、練習する際は正しいとされるプレイだけではなく、挙がる選択肢を1つずつ試しておくことも重要です。
■最後に
練習量が必要ですが、逆に言えば練習さえできれば誰でも意識できるプレイの1つでしかありません。
もしかしたら、もう周りの人達からすると当たり前の知識であるかもしれません。
そうなると余計に知っている人と知らない人では差が出てしまう要因となります。
もしもこの記事に共感いただけたのであれば、練習の際は目的を持って数をこなし、意識してみてもらえると嬉しいです。
自分自身まだまだ未熟なので、ここで書いた内容を改めて自分の中で落とし込み、また明日から練習に取り組んでいこうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。