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【3泊4日岡山広島ひとり旅】2日目 尾道編

1日目はこちら。


8:00起床。よく寝た。10時間くらい寝たかな。旅に出て歩き回ると気持ちよく疲れてぐっすり眠れるのがいい。

せっかくのドーミーインだったけれど、朝食付きのプランは売り切れていたので素泊まり。朝風呂→ヤクルトのドーミーインモーニングルーティンはしっかりとこなして9:00、倉敷駅へ向かう。

本日の目的地は尾道。福山で途中下車して、遅めのモーニングでも食べようかな。

しかしここで事件が。

乗り込んだ電車内でトラブルが発生。しかも私が乗っていた車両。警察まで出動する始末。

途中駅で停車して、30分遅れで運行再開。

車内トラブルに遭遇したのは人生初めてかもしれない。

実は私はイヤホンをしていたので、トラブルが起きているのは車掌さんが来るまで気づかなかった。自衛が必要な時代。旅先でもちゃんとアンテナを立てていないとダメですね。

この後の電車も当然遅延する、ということで福山駅での途中下車は断念。

そんなこんなで11:00頃、なんとか尾道駅に到着。

尾道駅!
こちらも6年ぶりかな?

スーツケースを宿に預けに行くか迷ったのだけれど、本日の宿は階段をかなり登った先にある。2往復するのは辛いかも…ということで、おとなしく駅のロッカーに預ける。

ロッカーが変わっていて、該当する宿に宿泊する場合は、ロッカーに荷物を預ければ宿まで届けてくれるというサービスを利用できるとのこと。

残念ながら私が泊まる宿は対象外だった。けれど歩き回る尾道旅、考えられているなあ。

と感心したところで、さて、福山駅のモーニングを食べ損ねたのでお腹が空いている。早速尾道ラーメンを食べに行こう。

電車の中で色々と調べたところ、駅から徒歩15分くらいのところに美味しい尾道ラーメン屋さんがあるらしい。

尾道マンホールをゲット。
みなと祭というお祭りがあるんだね。
見た目よりもさっぱり、
でもスープは濃いめの醤油ラーメン。
歩いて冷えた身体に沁みる~
腹ごなしに千光寺へ。
シンプルかわいいデザイン。
せっかくだし歩くか!
神社からスタート。いい雰囲気。
大きな木。何の木だろう?
クスノキだ!
ちょうど『クスノキの女神』を読んでいたので
物語の世界に入ったような不思議な気分。
尾道はいい道だらけ。
こんなに緑に囲まれたのは久しぶりだ。
猫の顔になってる!
日が当たるところはあったかいねえ
THE尾道な写真が撮れてちょっと嬉しい。
絵になる背中。
もうちょっとで頂上だ🏃

私と同じく、ひとり旅の方を結構見かけた。自分のペースで歩いたり立ち止まったり横道に入ってみたりが楽しい街。尾道はひとり旅に向いているなあ。

岩の間を通って
俳句を見ながら登っていく。
散々素晴らしい句を見た後でハードル高い。笑
でも詠みたくなる気持ちもわかる。
頂上で突如現れた螺旋階段。
現代アート感。
レモンソフト🍋
さっぱり美味しい!
レモンソフト、尾道だよ。
(食べている間手持ち無沙汰になった人)
ロープウェイ乗り場にまで本物の猫がいます。
帰りは楽々。
でも急角度でちょっと怖かった。
商店街に戻ってきてお散歩。
シュール。お腹えぐり取られてるよ。
この奥にゲストハウスと本屋さんがある。
次来たときには泊まってみたいなあ。
かわいい顔はめパネル。

コーヒーが飲みたくなり、地図で検索してみる。
尾道、喫茶店もたくさんあるなあ。

コーヒーロースターでコーヒーのテイクアウトができるとのことで、行ってみた。

好きな浅煎りを選ぼうかとも考えたけど、唯一のブレンド「深煎りブレンド」が人気だったので豆も購入。そしてドリップコーヒーをテイクアウト。豆はコロンビア、だったかな。

丁寧な接客で嬉しかったし、コーヒーはもちろん美味しかった。帰ってから豆を挽いて飲むのも楽しみ。

君、顎外れない?
ICOCAのあの子に似てる。
ONOMICHI U2を散策。
色合いが好みのツリー。
もう冬だなあ。

今日もまた歩き回って15時。本日のお宿へ向かう。

途中、尾道プリンを購入。宿で食べよう。

線路の下をくぐり抜けまして。
階段が結構きつい~~~
旅する人、頑張ります。
だいぶ登ってきた!

なんとか到着!
今回泊まったのは「LOG」というお宿。

「スタジオ・ムンバイ」というインドの建築プロジェクトが手掛けた宿。

地のものを使った料理も楽しみに、半年前から予約していた。

チェックインの対応をしてくださったスタッフさん、私が手に持っているコーヒー豆の袋を見て、「クラシコさん、美味しいですよね。私1日3回コーヒーを買いに行ったこともあるんです」と笑って話してくれた。

地元の人にも評判のお店だったのか。確かに美味しい。けど3回は多いな。笑

近くのかき氷屋さんの話や、持っていたプリンの話もして、短いながらも楽しく話ができた。おもてなし嬉しい。

早速尾道プリンと紅茶でひとやすみ。
部屋の真ん中に広々おふとん。
ぼーっとしたり本を読んだりするのに
良さげな小上がり。
紅茶のほか、コーヒー、水も充実。
冷蔵庫の中にチョコレートもありました。
屋上にも上がれる。
遮るものがなくて気持ちいい~
部屋の窓からの眺め。
だんだん日が暮れてきて、
街の灯りが灯り始める。
クレーン車までライトアップしてる!?

景色を眺めたり、『クスノキの女神』の続きを読んだりしてゆっくり過ごした。

そして18:00。夕食の時間。

目の前にはバーカウンター。
暗めの店内で、各席にはキャンドルの灯。

周りのテーブルを見ると、私と同年代らしき男女カップル・これまた私と同年代らしき女性同士・40代と思しき女性同士。そしてひとり旅の私。どの席も異なる。

性別も出身も、職業も、何もかも異なる人たちが、同じ場所・同じ時間に集まって、こうして同じ料理を楽しむ。これって面白いことだよなあ、なんて思う。

揺れる火をボーッと眺めたり、自分の気持ちと向き合ったり。こういう時間、なかなか持てない。思考が巡るいい時間。

ドリンクは「フォレストジン」をジントニックでいただくことに。

メニューに書かれている通り、森林の中にいるような香りが口の中に広がって美味しい。

ジンって私が知っているだけでもかなり風味が様々。奥深くて面白い。

揚げた栗にチーズがかかっている。
「白いいか」という料理。
レモンが効いていて好きな味。
旬の鰆といちじく。
いちじく、なかなか自分では選ばない食材。美味しい。
さっぱり酢の物でリセットして。
鍋。きのこは贅沢に3種類。
「松きのこ」という聞き慣れないきのこが。
広島県北部でしか取れない、
松茸に似た風味のきのことのこと。
出汁が出て美味しかった〜。
栗も揚げたのと煮たのとではだいぶ風味が異なる。
同じ食材なのに面白いなあ。
途中で京都の大納言納豆(!)の薬味をかける。
これが意外と合うからびっくり。
栗の入ったお稲荷さんとともに。

私は旅行を、新しい価値観に出会う貴重な場だと思っている。私はそうしないと、いつもの慣れ親しんだ定番を選んでしまう。

楽だけれど、そのうち飽きがくる。また違う価値観と対峙した時に受け入れられる心の余裕がなくなる、と私は思っている。

今日有休中だけど、ちらちらと見てしまった社内メール。自分のことだけを考えている人がいたみたいだ。

価値観をアップデートしていくんだ、私は。

真っ青な葛湯のデザート!
最後までびっくりだ。

楽しくて美味しかった!ご馳走様でした~~~

部屋でぐだぐだしてから20:00、隣のライブラリへ。

チェックインの時に貸切予約していたんだった。

置いてある本を読んだり、ぼーっと外の景色を眺めたり。
中央の椅子がお気に入り。

お風呂に入って、ふかふかのおふとんで本を読んで、気づいたら就寝。

大満足の2日目でした。


3日目 生口島編に続く。

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