【2泊3日岩手県ひとり旅】2日目 花巻~盛岡編
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起きたら6時半だった。普段と変わらないな。
いつものようにDuolingoをやる。最近中国語コースが難しくなってきた。
朝風呂へ。白猿の湯の女性専用時間には少しだけ間に合わなかったので、桂の湯の露天風呂へ。やっぱり最高だ。
8時に朝ご飯。
花巻納豆(左手前)が美味しい。パッケージにも宮沢賢治がいたんです。
左奥の鍋の中身はベーコンエッグ。バターがきいてて美味しい。タイミングを逃して卵に火を通しすぎたけど。
さつまいもにヨーグルトがかかっていて(右手前)珍しかった。意外と合うもんだな。
チェックアウトして送迎バスで花巻駅へ。
せっかくなので宮沢賢治記念館に行こう。ちょうどやってきた路線バスに乗ってみる。
行先はあまり確かめなかった。終点が「宮沢賢治~」ってバス停だったから大丈夫っしょ、って。旅行中は普段より大胆になれる。
終点まで乗ったところ、行きたかった方向から右に逸れて記念碑に着いてしまった。周りは田んぼと住宅街でしんとしている。
帰りのバスがあるか心配になりつつ、「雨ニモマケズ」の記念碑があるとのことなので、とりあえず見てみるか、と歩く。
道を戻っていくと、自転車に乗った地元の方に声をかけられた。宮沢賢治に詳しいらしく、色々とお話を聞かせてくれる。
詩碑は正面からではなく、斜めから見るのが正解とのこと。知らなかったな。
その方がおっしゃっていて印象に残ったのは「何事も自分の目で確かめたことが全て」ということ。いくら本を読んでも人の話を聞いても、情報量がどんどん少なくなっていく。
そうやって自分で見た結果、宮沢賢治は今本で書かれているような真面目な好青年ではなく、ごく普通の青年だと思っているんだとおっしゃっていた。
盛岡行の新幹線の時間を考えて、お昼すぎに新花巻駅へ向かう。旅行中は贅沢にタクシー使うよ。
タクシーの運転手さんは無口なおじちゃんだった。最初はドキドキしたけど、意外と気さくに話しかけてくれた。これも一人旅のいいところ。
運転手さんは宮沢賢治よりも高村光太郎派とのこと。「宮沢賢治は寓話書いてるだけだからね」って。
さっきまで案内してくれた方もおっしゃっていたけれど、地元の方の中には宮沢賢治個人は評価しているものの、宮沢家をあまりよく思っていない人も結構いるらしい。
県はこんなにフィーチャーしているし、観光客もそれを期待しているので、結構ギャップがあるなあ。これも偶然あのバスに乗らなかったらわからなかったことだ。
遅めのランチはぴょんぴょん舎と決めていた。盛岡に来るたびに立ち寄っている気がする。
今夜のお宿はドーミーイン。いつもお世話になってます。
チェックインして荷物を置いたらバスで行きたかったカフェへ。それがこちら。
チーズケーキは表面が固めで、中はとろっとろ。他では味わえないチーズケーキだ。しあわせの味だ。
コーヒーはすっきり~濃いめで選べる。私は大好きなエチオピアにした。香り高く、甘みがあってすっきり美味しい。チーズケーキにもよく合う。
店長さんも親切丁寧で、居心地がいい。読書も捗る。店員さんが神尾楓珠似でつい本の隙間から見てしまう。(小声)
店を出てから、Googleマップでお店のページを開き、「お気に入り」のハートを付ける。こうやって全国にハートが増えていくのが楽しい。
夜ご飯は地元のスーパーで買うことにする。私のひとり旅では、土日祝の場合の夜ご飯は無理して外で食べないようにしている。行きたいお店にはランチで行く方が安いし気楽だし。
岩手県産のお米で(おそらく)作られた筋子おにぎりが具だくさんで美味しかった。なかなか筋子おにぎりって売ってないのよね。
その後早めにお風呂へ。さすが連休ともあって結構混んでる。
露天風呂が空いててラッキー。早速露天風呂へ。肩が冷たいなと思って見上げると、雪が降ってきた!
そういえば今日は夕方から雪予報だと、花巻のタクシー運転手さんが教えてくれていたような。東北を感じるなあ。昨日叶わなかった雪見温泉が嬉しい。
3日目 盛岡編に続く。