楽しい『おにごっこ』のつくり方8選
だれもが好きな遊びといっても過言ではないだろう「おにごっこ」。氷おに、ドロケイなどが有名だが、実は多くの遊びやゲームの『原種』とよんでもいいくらい、その根底的な構造は単純である。そして、「スポーツ鬼ごっこ」や「カバディ」などの競技化や、「逃走中」などのエンタメ化、ボール要素などの追加で「ベースボール」や「ラグビー」などの複雑系スポーツへと進化している。
0.おにごっこの基本構造
まず、おにごっこの基本構造をみると、「逃げる者」vs「追う者」という『狩り』の図式がその原型となっている。その昔は「人vs動物」のゲームだったものが、「人vs人」でそれを模倣するように遊びとして発展してきた。さらにそこに様々な要素を追加することで、多様なゲームとして進化する可能性を秘めている。その進化バリエーションは無限にあるが、追加要素を整理すると全部で8種にまとめることができる。以降、それら8種を順に紹介し、楽しいおにごっこ作りのためのデータベースになることを目指す。
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