横串のスキルを持ってると強いよね。
こんにちは。
タイトルにした「横串のスキルを持ってると強いよね。」は同僚の何気ない発言です。これが自分の中でめちゃくちゃヒントになった!!と感激したので、忘れないうちに私の頭の中の整理も込めてnoteに書きました。
主観なので間違っているかもしれないです。
縦串と横串。
縦串と横串という表現がどの程度一般的な表現なのか分からなかったので、念のため定義についてですが、イメージはマトリックス組織と呼ばれるような形(以下Wikipediaより)。
(縦と横って聞いて、中島みゆきの「糸」を連想するのは私だけ?w)
上記の図で、今回タイトルにした横串は縦にあるresearch、production…の方に当たります。ややこしくてすみません。(一般的には縦と横が逆なのかもしれませんね)
プロジェクトや製品、サービス軸に直行する軸で、設計や営業と言った役割や職種の方を横串と表現しました。
スキルの抽象化
ここからが本題です。
そもそもなんで縦串や横串の話題になったかというと、将来のキャリアのことを飲み会で同僚と話していたからです。
そして、なぜ横串のスキルを持ってると強いのか。その理由も同じ同僚の発言の続きにありました。
飲み会中だったこともあり、そうだよね~という感じで話は流れていったので、いつもの私ならなんとも思わなかったかもしれないですが、その日はたまたまシラフでした(笑)
この発言を聞いて、ものすごくビビッと来るものがあって、これって抽象化のことじゃね!?って思ったんです。
というのも、巷でスキルや経験の抽象化が大事。とよく聞きますし、私もその大切さは理解しているつもりです。ただ、ポンコツな私にはスキルや経験を抽象化する方法がどうにもピンと来なくて分からずにいました。
でも、同僚のこの発言を聞いてヒントをもらうことができた気がしました。
同時に、やっぱり優秀な人は、抽象化できると強いということを当たり前に理解しているもんなんだな~と思い知らされました。
私なりの抽象化の解釈
主観なので間違っているかもしれないですが、スキルや経験の抽象化について、私なりの解釈を例えばで書いてみます。まだふわっとしてますが。
例えば、(部屋に置いてあったので)扇風機のファンの設計を担当している人がいたとして、その人はファンに関わる設計の知識は持っているけど、他の部品とか製品の設計はやったことがないとします。
この人のスキルや経験を抽象化しようとしたときに、似たような製品や部品の設計に活かすことが抽象化だと思いたくなりませんか?この人の場合、ドライヤーのファンとか。
私はそう思ってました。間違っている気はしてましたが、残念ながらそれ以上分かりませんでした。
おそらくファンという部品軸で抽象化を考えるのではなく、同僚の発言にあった横串のように、ファンを設計している人がスキルを抽象化するなら、部品を設計することで抽象化を考えることだと思うんですよね。
今は、ファンという部品を設計しているけど役割(職種)は設計。
部品設計で求められることは、ある要件(強度とか機能)を満たす形状を作ること(厳密には違うかもしれないですが)。このある要件を満たす部品を作るというプロセスや考え方の部分が抽象化されたスキルであって、仮に仕事が変わって設計する製品や部品が変わっても設計対象が変わるだけ。と考えれば良い。と思い直しました。
もちろん使用環境や材質等が変わったら、勉強し直さなければならないと思いますが。
設計に限らず、営業やマネージャだとしても、このように対象が変わるだけで、今までのスキルや経験を活かすことができる状態がスキルや経験を抽象化することなのではないかと私は解釈しました。
なので、今までの私は縦串と横串を間違えて抽象化しようとしていたから、ピンと来なかったのではないかと思いました。
もう少し自分の中で噛み砕いて、私がこれまで身に付けたスキルや経験を抽象化したいと思いました。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。