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あるもので結論を出す、判断する #113

こんにちは。

タイトルだけ見ると、当たり前のことじゃないか?
そう思うかもしれません。(自分でもそう思いますw)

結論を出したり、判断したりする際に、そのための判断材料が完璧に・・・揃っていれば、当たり前のことだと思います。

ですが、材料が完璧に揃っているとは限らない、というか、完璧に揃っている場面より、足りていないことが大多数ではないかと感じています。
(私だけ?w)

そのような場面では、そのときに手元にあるもので結論を出す、判断せざるを得ないと思います。

今回は、そのような場面で私が大事だと思ったことをnoteに書こうと思います。

というのも、先日、仕事で限られた材料だけで、判断し方向性を決めていかなければならない。という場面に私が出くわして、このとき個人的にはうまく方向性を関係者で合意して進めることができたのではないかと思えた経験がありました。

今後の自分のためにも、このときの経験を振り返りつつ、noteに書いて言語化したいと思ったので。

あるもので判断するために大事だと私が思ったこと2つ
・あるものに目を向けること
・議論の余地を残しておくこと


あるものに目を向ける


判断材料が足りないから、結論が出せない、判断することが難しい。

このような状況に出くわしたことが誰しも少なからずあるのではないでしょうか。

そんなとき、あなたならどうしますか?

判断材料が出揃うまで、結論や判断を先延ばしにする。
それも1つの選択肢かもしれません。(私は先延ばしにしたくなります)

より高い精度の結論や判断を出すために、情報やデータ等の判断材料をきちんと集めることは、自然なことだと思います。

だけど、判断材料が揃うのを待ってもらえないのが現実。

そんなときは、足りないものではなく、あるものに目を向けることが大事ではないかと思います。

先日、プロジェクトとして、あるアイディアを採用するかどうかを決めなければならない。そんな場面に私が出くわしました。

そのあるアイディアについては、まだ期待した効果が得られるかどうか検証中の段階。
だけど、採否を判断するタイミングが急きょ前倒しになってやって来てしまった。

このあるアイディアの主担当が私でした。

アイディアの状況について、もう少し付け加えると、
期待した効果が得られそうな兆候が一部得られたものの、背反もありそう。。ということがようやく見えてきたレベル。
判断するには、決め手に欠ける。そんな状況でした。

もう少し待ってほしいというのが本心w
だけど、それではスケジュールにミートしない。

このときに私がやったことが、足りないものではなく、今手元にあるものに目を向けることです。

強い自信を持った判断を下すには足りていないけど、判断材料がゼロではなかったので、手元にある限られた材料に目を向けて、そこから導き出せることを整理しました。

そして、判断材料が足りていない前提で、現時点では、私はこう思うという自分の思考を見せた上で、こうしたらどうか?という1つの意見として関係者へ提案をしました。

結論が真逆になるほど、材料が少なすぎたり、エラーみたいな材料に振り回されるのはさすがにまずいかもしれません。
ですが、ある程度の材料があれば、どっちの方向に進むのが良さそうか?くらいの結論や判断はできるものだと思いました。

材料がたくさんあるに超したことはないですが、安心材料が増えるだけで、実際に思った結果が得られるかどうかはやってみなければ分からないもの。
結局、判断材料がたくさんあろうがなかろうが、常にやることはそのとき持っている材料で、何かしら判断して、前に進むことには変わりないんですよね。

ある程度、腹をくくるしかない部分もあると思いますし(笑)

仮に、進んだ方向が間違っていることに気づいたら、すぐに修正すればいいし、その道が間違っていたという結果を残すことにもなるわけですから。

議論の余地を残しておくこと


プロジェクトとして採否の判断をするためには、当然ながら関係者で合意することが必要になりますよね。

私がやっておいて良かったと思ったもう1つが、関係者の意見を求めて、判断や進め方を議論する余地を残しておくことです。

私が先ほどやったことは、あるものに目を向けて、1つの意見として関係者へ提案したことです。

こうすべきとか、絶対にこっちだ。のような言い方はしませんでした。

そんなの結論を出してないじゃないかとか、結局どっちなんだ?と言う人もいるかもしれません。
プロジェクトとして関係者で合意形成をした上で進めることが重要であることももちろんですが、ある程度自分を守るための要素も残しておいた方が良いと私は思っています。

うまくいかなかったときに指摘したり、梯子外してくる人絶対いますよね。だから、オレはダメだと思ったんだよな。みたいなヤツです。

そういう人がいること自体どうなの?というのは置いておいて。

私が取ったパターンは、1つの意見を出し、違う意見や進め方を関係者で議論して、合意形成するやり方です。
裏の考えとしては、あなたもこの議論に参加して同意しましたね?という状況にした方が都合が良いと思ったからですが。

別のパターンとして、責任は全てオレが取るから、これでやるぞ!みたいなリーダーシップを発揮する人もいると思います。

ですが、今回の場合、もともと判断材料が足りていない前提なので、ここまでは分かっていたけど、その先がどうなるか分からないものは分からないため、絶対的な意見を示す必要はないとも思ったので。

神様じゃないんだから、全ての判断を間違わない人はきっといないと思うんですよね。
もしかしたら、常に正解を言い当てる人。または自分の判断を正解にしてしまう人も世の中にはいるかもしれませんが。

ポンコツな私には、もちろんそんなことはできるはずもないので、今回のようなパターンで関係者で合意して、プロジェクトの方向性を決めることができました。


最後に、今回の経験を通じて感じたことは、方向性さえ決まれば、驚くほど一気にものごとが進んでいくことです。

つまり、結論や判断を待っている人が思った以上に多いことに気づきました。そういう私も普段はゴーサインが出てから動き始めることがほとんどですし。

なので、自分でこれだ!と決めていける人なら良いですが。
そうでない人でも、ある程度自分を守りながら、方向性を決める判断や結論を出すための意見や提案をどう提供してやるのかが大事だと思いました。

今回も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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