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山が荒れると•••

 台風15号接近に伴い静岡県に線状降水帯が発生している。
県内の多くの川で氾濫危険情報、または氾濫警戒情報が出ている。
自宅から約500mほど離れた川も、氾濫危険情報となっている。日付が変わる前に一旦、雨の降り方も弱まり氾濫注意情報となったのだが、また、強い雨が続くことで危険情報へと変わっていった。

 自宅付近の雨が弱まっても気象レーダーで確認すると上流付近では強い雨が確認できるから安心はできない。
ここで思い出したのは、山の中で竹林を撮影中に会った農家の男性との会話に中で出た話。
最近は放置された竹林が多くなったこと、そして放置竹林では大雨が降ると山に水が吸収されずに一気に流れてしまい、近くの川の水位も一気に上がってしまうことだ。
放置されたヒノキ林は大雨が降ると地表流が発生するとされているが、恐らく腐食土がなくなることによるのだろう。
農家の方によると、何とかしたいと周りに声をかけても、高齢の方も多く何もできないのが現状のようだ。
 少し山に入れば、放置された竹林が目立ち、そして黒々とした針葉樹林が続く。
雨の降り方も変わり、今後も同様なことが起こるであろう。更に酷くなることもあるかも知れない。
今は線状降水帯の強い雨域も東に移動し雨も弱きなってきてが、河川はまだ危険情報のままだから、まだ安心はできないけれど、これからの災害のリスクを少しでも下げるため、放置された山林は自然に返していく必要があるだろう。



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