住民税の季節 〜 退職後に払う住民税について
納付書
先日、住民税の納付通知書なるものが初めて届いた。様式はいつもやってくる固定資産税とよく似ている。今までは給与から天引きされていたのが、この春定年退職をしたので自分で納めよとのお達しである。現役の時には毎月いくら払っているのかあまり気にしていなかったが、自分で納めるとなると、否が応でも気にかかる。
税額にびっくり
納付書をじっくりと眺めてみる。年総額では40万を超える。ひと月に換算すると3万数千円と結構な額だ。現在週3日パートで働いているが、その月収の半分近くが飛んでいく。所得税と違って、「住民税は前年度の所得に対する課税額を払う」のだと理解はしていても、心情的には「なんとかならないの?」と思う。「退職後の住民税がスゴイ!」(何か期待でもしているような表現で変だが)と聞いてはいたが、まさにそう実感する。
減免措置
同封されていた説明の用紙を読んでみる。「所得が激減した際の住民税の減免措置」について書いてある。確かに昨年に比べると退職によって今年は収入は激減している。だがよく読むと前年の所得による制限があり、自分には関係ない。ここはおとなしく払うしかなさそうだ。
支払い方法
金融機関やコンビニに行けば支払えるようだ。4回に分けて支払うか、一括で支払うかは選択できる。国民年金の掛け金などは一括で支払うと値引きがあるが、税金にはそんな優遇はない。かといって、支払い期限を気にしながら何度も払込にいくのも面倒だし、うっかり遅れると延滞金も発生するし、分割で支払うメリットも特にないように思う。
来年度は?
そんなことで、近所の郵便局に出向いて退職金の中から一括で支払った。借金の返済を終えたような気分で、スッキリした。でも、よく考えると、今年の3月まで現役で働いていたので、今年の所得にも住民税が課税されそう。来年も住民税の季節に、また納付書が届くのだろうか。