六甲縦走路 |須磨浦公園〜鈴蘭台 サンチャゴへの道12
2度目の須磨浦公園スタート
休みが重なり、前日から妻と山登りをすることにしていた。須磨浦公園からスタートし、妻は自宅近くの高倉山か、須磨アルプスかのどちらかで終了し、自分は鵯越駅くらいまでを考えていた。以前、自宅から一緒に街歩きをした時に妻は7キロ程度でギブアップしたので、途中で退散しやすい須磨浦公園スタートにした。
ところが、妻は当日になって調子が悪いとのことで一人で行くことに。朝9時半ちょうどに須磨浦公園駅に降り立って、登り始める。すっかり秋の気候で長袖のTシャツでちょうどいい具合だ。鉢伏山、旗振山、鉄拐山、高倉山は1時間程度で順調にクリア。曇りがち天気だが、相変わらず眺めがいい。
高倉台団地の店舗前ベンチで小休止の後、須磨アルプスに向かう。栂尾山頂からの眺めも相変わらずだ。横尾山、馬の背を経て、東山に到着したのが、12時前。おにぎり2つで15分くらいのお昼休憩にする。
当初はこの後、高取山に登り、鵯越駅まで歩いて電車で帰宅する予定を立てていたが、体調が良かったのか、思ったより早いペースだったため、少し欲が出てきた。その先の菊水山まで行けそうだ。横尾の団地を抜け、高取山の登山口にたどり着く。公園のベンチで小休止をしてトレッキングポールを取り出して登り出す。
以前、同じように須磨浦公園からスタートし、高取山に登ったところ、下山するときに急に膝が痛くなり、予定を変更して最寄りの地下鉄駅方面に降りたことがあった。今回も「ひょっとして……」と心配をしていたが、膝に支障もなく朝からの快調なペースを維持することができた。高取山と菊水山の間は住宅地をかなり歩く。既に何度か歩いたので、道に迷うことなく鵯越駅前に14時半に到着。
菊水山に登るかどうか、微妙な時間だ。菊水山から再度山、新神戸に向かうと7時近くなりそうだ。山頂から神戸電鉄鈴蘭台駅になら暗くなる前には到着するだろと考え、登ることにした。一度通ったコースなので安心だ。
菊水山も少しは慣れてきたためか、以前よりは時間も短縮できたような気がする。総じて、同じ山に登ると、これで半分とか、もう後一息、だとかの判断がきき、精神的にも踏ん張りがきくようだ。そのため、自分の場合は休憩の数が少なくなり、時間の短縮につながっているような気がする。
菊水山には展望台があり、360度の風景画望める。しばらく、眺めを楽しんで鈴蘭台方面へと向かう。鈴蘭台方面へは車道もあるが、山の中の遊歩道もあり、そちらの方は地元の方だろうか、そこそこの人数の方が歩いていた。半時間ほどかけて、ゴールの鈴蘭台駅へ到着。駅ビルの喫茶店で、小ぶりなビールをいただく。
結局、当初の予定より長い、17.7キロを歩くことになった。膝も痛くならず、ペースも快調だった。うまく行けば、次は2時間ほど早く須磨浦公園を出発し、六甲全縦走路の半分、布引を経て、新神戸まで行けそうな気がしてきた。近々、挑戦しようと思う。