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神戸税関内ロケ地巡り

関税150周年を記念しての特別企画「神戸税関内ロケ地巡り」に行ってきた。神戸税関の建物は映画やテレビドラマのロケに使われることが多いようで、実際にロケで使用された部屋を見ることができるという企画だ。2月4日(土)〜12日(日)の期間で実施されている。この企画、新聞記事で偶然知り、普段は入ることのできないところを見学できるということで、午前中に映画を見たついでに行ってきた。

神戸税関の建物は普段通るような場所にはないので、ゆっくりと見るのは初めてのこと。なるほど、ロケに使われるだけあって、外観もレトロな雰囲気が漂っている。エントランスも庇が洒落ている。

エントランスのあたり

受付を済ませて、すぐに円形のエントランスホールに上がる。このエントランスホール自体も映画のロケで使われている。フロアの幾何学模様や下から見上げる眺めはとても絵になる。ロケて使われるのも納得だ。

エントランスホールを上から見る
2階からエントランスホールの吹き抜けを見る
エントランスホールから上階を眺める

1階のエントランスホールを見た後は順路に従って税関の広報展示室を覗く。税関の仕事、歴史、輸入品に関する啓発などの広報展示を見る。このロケ地巡りも広報活動の一環のようだ。偽ブランド品や麻薬の輸入手口などは面白い。

2階に上がると、特別会議室と元貴賓室を見学できる。ともに重厚な品格を持つ部屋だ。戦時の軍司令部などのイメージにぴったりなようだ。複数の映画のロケで使用されているので、セットでは出せない味があるのだろうと思う。

特別会議室の室内は壁面にかなりの高さまで腰板があった
貴賓室はエントランの上階にありドーナツを4分の1に切った形

主な見どころはエントランスホールと特別会議室、元貴賓室だけなのだが、普段は見ることのできない内部の構造、中庭なども含め、歴史的建造物全体の雰囲気を十分に味わうことができた。今後も様々な映画のロケで使用されることもありそうで楽しみだ。

こうした歴史的建造物は簡単に入れるものではないだけに、是非とも定期的に公開をお願いしたい。

中庭 装飾としての柱が並んでいるのが印象的
道の向かい側より 神戸税関は船の形を模しているらしい

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