泡盛コーヒー
先日、沖縄の出張から帰った職場の人からお土産を貰った。ちょうどインスタントヌードルくらいの大きさのカップに何やら黒い液体が入っている。
「今飲まないでくださいね。」
そう言われてよく見ると、「泡盛コーヒー」とラベルに書いてある。ブラックコーヒーよりも少し薄い色。アルコール度数12度とある。これは仕事の途中では飲めない。
帰宅して、夕食後に飲むことにする。結構な量なので、家内にもお裾分けする。蓋を開けた途端に、珈琲の良い香りが鼻腔をくすぐる。久しぶりにコーヒーの良い香りを嗅いだ。一口飲んでみると、これはコーヒーではなく立派なお酒だ。
家内曰く、
「お酒に珈琲の香りをつけた感じ。」
確かにその通り。アイリッシュコーヒー的な気もするが、そこまで強くはなく、飲むとお酒なのだが、不思議なことに、良い珈琲の香りがするのだ。
お土産にくださった方は
「お土産に勧められて」
と言っていたので、最近の人気商品なのかもしれない。珈琲の素晴らしい香りに騙されて、グイグイと飲んでしまう何とも不思議な飲み物であった。