夏の青森へ 3
6泊7日の青森家族旅行の記録の3回目。過去の投稿は以下の通り。
パート1 奥入瀬渓流、十和田湖
パート2 青森市 三内丸山遺跡、県立美術館
今回は青森市2日目の観光についての投稿。公共交通機関を使っての旅行で、参考になればと行程と各所のリンクを貼っています。
八甲田山
「雪の進軍、氷を踏んで…」という軍歌のメロディーが頭をよぎる。八甲田山と言えば、昔映画館まで見に行った「八甲田山 死の彷徨」。この山が青森の観光地として上位にランクされているとは知らなかった。せっかくなので、午前は八甲田ロープウェイで山に登り、午後はベイエリアの市内観光をしようと決めた。
JR青森駅からロープウェイ駅前まではJR東北バスのみずうみ号(青森駅〜十和田湖)が午前中に2本出ている。始発?の8時20分発に乗り、途中青森公立大学の前を通り、トイレ休憩を挟んで1時間弱で到着。ロープウェイは20分間隔で運行しており、20人弱ほどの乗客を乗せて山頂駅まで およそ10分間の空中散歩。
山頂からの眺めは素晴らしい。見下ろすと遠くに青森の街や津軽半島、下北半島が見える。風が強いこともあって、かなり涼しい。山頂駅からは予定していたゴードラインを歩く。数字の8の字ようなトレッキングルートで、ゆっくり歩いても1時間程。高低差もあまりなく、整備されているルートのため、雨が降らなければスニーカーでも大丈夫だ。途中、湿原などの景色を楽しみながら歩く。とても気持ちのいいルートだ。
トレキッキング後にロープウェイで下山し、帰りのバスを待つ間に山麓駅の食堂で昼食をとり、12時28分発のみずうみ号で青森に帰る。行きと違って帰りは新青森駅を経由するため、所要時間は70分程度と長くなる。
青森駅市内観光
ホテルで一休みした後、市内観光に出かけた。駅付近のベイエリアにある青函連絡船メモリアルシップ、ねぶたの家ワ・ラッセ、アスパムを目指す。この3箇所は互いに歩いてすぐ近くだ。
青函連絡船メモリアルシップは大きな船で遠目にもすぐわかる。船の中に列車を乗せて津軽海峡を渡ったのだから、特殊な構造の船だ。操舵室やエンジンルーム、発電施設なども興味深いけれど、なんと言っても、昔懐かしい列車が船の中に展示されているのが面白い。鉄道ファンでなくとも一見の価値があると思う。
船を降り、ねぶたの家ワ・ラッセに向かう途中、おしゃれな倉庫が見える。中に入るとレストラン、フードコートとちょっとお洒落なお土産を売っている。思わず素敵な缶に入ったクッキーをいくつか買い求め、美味しそうなジェラートを注文。しばし、このAーFACTORYで過ごす。
ねぶたの家ワ・ラッセは外観がオブジェのような建物。ずっとねぶた祭りに行きたいと思っているが、夢はたせず、その気分を味わいたいと楽しみにしていた施設だ。実際に祭りで使われたねぶたがいくつか展示されており、ねぶたの解説や太鼓などを使ったパフォーマンスも楽しめる。初めて実物を目にしてそのスケールの大きさに圧倒された。
アスパムを訪れたのが少々時間が遅く、展望台からの眺めは楽しめたものの、3D映像はすでに終了していたのが残念。1階のお土産物を物色してホテルに戻る。この日の夕食はホテルの1階にある和食レストラン。地元のお酒を楽しむことができた。