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サンチャゴへの道 サンチャゴ滞在②【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。夕方に妻がコルドバからサンチャゴに到着し、合流します。

前回の投稿はこちらからどうぞ

今日の天気(予報)  サンチャゴ・デ・コンポステラ 曇り
最低気温11℃ /最高気温23℃。

今日は妻がサンチャゴに到着するので、大聖堂横のパラド−ルを2泊予約している。朝食、夕食もついている。宿泊しているアルベルゲは9時半までに出なければいけない。ゆっくり起きて8時過ぎにアルベルゲの売店でクロワッサンとカフェ・コン・レッチェを買い、朝ごはんをすます。

宿泊したアルベルゲより

部屋に戻る際、昨晩アルベルゲで話しをした日本人女性に出会った。ローマに20年ほどいて、今は横浜で暮らしている方で自分と同じくサン・ジャンから出発してサンチャゴに着いたとお話されていた。カミ−ノで出会った3人目の日本人だ。

9時にアルベルゲを出てホテルへ向い荷物を預ける。そのあと大聖堂向かうと先程の日本人女性が若い韓国人女性と一緒にオブラロイド広場にいた。12時からの巡礼者ミサに参加したいのだそうだ。ミサの入口、聖ヤコブを抱擁するための入口を教えて、ミサには余裕を持って聖堂に入るようにと伝えた。まさに自分が到着当日に知らなかったことだ。

 今日の大聖堂

10時過ぎに聖堂に入り、ゆっくりと聖堂内を見学する。すでにミサの席を確保している人もいて、席が前から埋まっていく。だいぶ早いが前の方の席に座り、始まるのを待つことにする。11時頃に例の二人が座席を探して歩いているので声をかける。ちょうど隣の席が空いたところだったので座って貰う。

何度みても飽きない

韓国人の女性はハンさんという方。「ボタフメイロは今日はあるか?」と聞くので、おそらくないだろうと答える。特別の日を除いては、そのための献金があった時のみ行われるからだ。

12時に始まったミサは自分が参加した午後7時のミサとは様子が違った。司祭の数が多く、聖歌の独唱者がいる。パイプオルガンと独唱が荘厳な雰囲気を醸し出す。そして何とミサの最後に突然ボタフメイロが始まった。突然のことに、ハンさんと顔を見合わせた。横浜の女性はそのしばらく前から感激で涙を流している。「めったに見られないらしいですから」と泣いていた。どなたが献金してくださったのか、有難いことだ。

パイプオルガンが響き渡る
 香炉がぶんぶん舞った

サンチャゴは連日人が一杯で聖堂に入るのも長蛇の列。栄光の門は現在ガイドツアー(原則スペイン語)しかないようで、予めウェブ予約するか、当日券を博物館入口で購入するしかない。ところが、ウェブ予約を確認したら売り切れ。当日券を求めて朝から並ぶことも可能だが、確実ではない。ウェブをよくみると、午後10時30分からの夜間のツアーがあった。栄光の門も見学できるようなので、英語のガイドツアーを申し込んだ。

ミサ後はタルトデサンチャゴを求めて修道院へ行くが、すでに売り切れ。仕方なく別のお菓子を買った。お昼は生ビールと牛肉にしたが、出てきたのはステ−キではなくフルイドポテトの上に小さく切った肉がのっているもの。びっくりしたが食べてみるとこれがいい取り合わせで、とても美味しかった。

生ビールにはあてが付く
塩が効いていて美味しい

チェックインの3時にホテルの部屋に入り、しばらく休憩。妻の到着時間に合わせて昨日自分が到着した駅隣接のバスタ−ミナルに迎えに行く。その前に、サンタマリア・デ・サ−ル教会を見学。川の近くにぽつんと佇む教会は味わい深かった。

 アーチが特徴
 聖堂内

予定より少し遅れて妻と合流し、タクシーでホテルに到着。持ってきてもらった服に着替えて夕食に行く。二人共アスパラガスと子牛のステ−キにする。グラスでカヴァをもらい乾杯、後はリオハの赤ワインにした。900キロ踏破のお祝いだが、さすがに量が多かったのか、酔いがまわる。食後はライトアップされた大聖堂を見ながら散歩をした。音楽を奏でる一団がおり、夜の広場をもりあげていた。

アスパラガス ソースが美味しい
子牛のステ−キ 左にパイナップルの薄切りが沿えてある
 デザートはタルト・デ・サンチャゴとアイスクリーム





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