サンチャゴへの道 巡礼17日目 【2023年夏】
こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。歩いた距離が全行程の半分を超えました。 いよいよ後半です。
本日の行程 モラティノス → エル・ブルゴ・ラネロ
前回の投稿はこちらからどうぞ
今日の天気(予報) エル・ブルゴ・ラネロ 晴れ
最低気温7℃ /最高気温23℃
今朝は5時半に目覚め、バナナ一本を口にして6時半前に出発する。かなり肌寒く、レインウエアを重ねて着た。暗い道で道標を見落とさないようヘッドライトを点けて歩く。
道標に383キロの数字があり、これで公式にサンチャゴまでの距離の半分を越えたことを示す。ようやく半分だ。初日のピレネー越えが随分昔のように思える。
やっぱり小さな村で道迷いをしながらも、出発して10キロ先のサアグ−ンまで2時間あまりでたどり着いた。そこそこ大きな町で鉄道駅もある。朝ごはんにしようと最初に見つけたバールに入る。ボカディージョとカフェ・コン・レッチェ。店の中には各国の紙幣とコンポステラが数枚。日本のお札がなかったので千円札を差し出すかどうか迷ったがやめといた。この店での朝ごはん以上の金額だ。
暖かくなってきたのでレインウエアはしまって再び歩きだす。町の出口辺りには教会やモニュメントなど絵になる風景があって、一泊しても良かったかなとふと思った。でも、昨夜の小さな村のアルベルゲも捨てがたいので、そうとも言い切れない。
街を出て巡礼路を行こうとしたら、手を振る人がいる。見ると昨晩アルベルゲで夕食を共にしたスペイン人カップルがシベリアンハスキーを連れて散歩をしている。10キロも先で再会するのも何かの縁だろうか。シベリアンハスキーはまだ1歳4ヶ月で、強い日射しを嫌がるので朝は4時位から活動を開始すると言っていた。今日も朝早くに宿を出てサアグ−ンで落ち着いているのだろう。手を振って朝の挨拶とお別れの挨拶をした。
その後は道路の脇を歩く。並木の影が続き、心地良い風が吹いて今までで一番快適な道程だ。夏の日中とはとても思えない。先のスペイン人カップルは南部に住んでいるとのことで、今時は40℃を超えて暑い、といっていた。南部と北部では気候が全く違うのだと肌で感じる。
11時になった頃、一つ手前の町ベルシアノスで休憩を取る。巡礼路に外観のきれいなアルベルゲを見つけ中に入る。いつものコカ・コーラでリフレッシュ。元気を回復して、次の町を目指す。
午後1時前にエル・ブルゴ・ラネロに到着、目指すアルベルゲにはチェックイン開始数分前のグッドタイミングにたどり着く。既に待っている巡礼が3人いた。このアルベルゲは寄付制で、施設は古いのだが、オスピタレ−ロは若い男性でとてもホスピタリティ溢れる方だ。
いつものルーティンをこなし、今日は近くのバールで生ビールにありついた。鶏の手羽先の先?を揚げた小皿料理つまんでお昼ごはんとする。日陰のベンチに腰掛けてしばらく過ごす。
7時を過ぎた頃に同じバールに顔を出し、定食を食べようとしたら、何故か「無し」とのこと。黒板に「予約」の文字があったので予約制なのかもしれない。仕方なくまたボカディージョと生ビールで済ませる。明日に備え、水とバナナ、朝ごはん用にクロワッサンを買って帰った。
さて、明日はどこまで歩けるだろうか。
本日歩いた距離 25.0キロ
本日までの距離 420.9キロ(のべ17日間)
サンチャゴまで 345.3キロ
本日の活動記録はこちら(YAMAP)
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