六甲全山縦走への道(2)
今回の山行は先週と同じく高取山からスタート。前回の目的地の摩耶山を過ぎ、その先の六甲ケーブル山頂駅を目指す。距離が長くなるので、先週より1時間ほど早く出発した。須磨スタートだと、どうしても菊水山でへこたれるのだが、高取山から登る時は、高取山も菊水山も気力があって頑張れるのがこのコース設定のいい所だ。
11月も終わりに近づき、紅葉も見える。また、日が短くなっているので、できれば日没の5時前にはケーブル駅に到着したい。先日アップルウォッチ10を購入して、YAMAPやワークアウトのソフトを起動させて登るのに慣れてきた。心拍数を時折確認して、感じるしんどさと比較してみたり、山頂まで25分で登ろうとか、次の山の登り口まで11時までに着こう、とかを考えながら登るのも面白くなってきた。
月曜日だったので、あまり多くのハイカーはいなかったが、現役を引退したご夫婦が仲良く歩いている姿を何組か目にした。先週は消防署の隊員の一団が制服に身を包み、捜索訓練しているのに出くわした。隊員の一人が大きな声で、「〇〇さん、声を出してください!」と叫んでいたので、最初は実際の救助活動かと思ったが、その様子から訓練だと思い直した。平日のハイカーが少ない時を狙って訓練に励んでいるようだ。
菊水山の階段前の休憩スペースで休んでいると、後から自転車に乗った男性がやってきた。話をすると、すでに朝から14キロ走っているとのこと。これから自転車を担いで階段を登り、自宅まで帰るそうだ。いくらスポーツタイプの軽量自転車とはいえ、菊水山を自転車を担いで登るとは酔狂に思えた。先に出発したので、その後どうなったのか気になって仕方がない。
鍋蓋山を過ぎ、市ケ原に着いたのが午後1時半。摩耶山は3時過ぎに到着。摩耶山頂でエネルギージェルを食べるために少し休んだだけなのに、風に吹かれて急激に寒さを感じる。ドライレイヤーの上にウールの厚手Tシャツ一枚で登っていたが、寒くなって薄手のフリースを羽織った。
久しぶりの六甲山は舗装道路が続き、足の裏が痛くなった。丁字が辻付近の道路は改装されていつの間にか広々とした歩道が出来上がっていた。そして結局、歩き終えてみれば、11月10日に参加した六甲全山縦走大会の半縦走よりも少し長い距離となり、時間も半縦走より長くかかった。
前回から全山縦走に備え、六甲の東半分に慣れることを目標にしている。次回は六甲山頂を目指して歩きたい。
距離 22.6km
消費カロリー 3413kcal
時間 8時間37分
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