見出し画像

広島旅行 2日目

広島の2日目は30年前に行く予定だった宮島へ渡る。9時前にチェックアウトを済ませてフェリー乗り場に向かう。平和記念公園から9時半に出発するフェリーのWEB予約を前の晩に取っていた。

名前を告げた上で、切符を買う。予約は席の確保のためで、清算は当日客と同様に切符を購入する。片道2200円に宮島の入島税?100円、それに帰りの宮島口までのフェリー代100円を加えて2400円。

平和記念公園発宮島行きのフェリー

朝曇りがちだった空模様も回復し、いい日和になりそうだ。最初、川を下る際には慎重な運航だったが、一旦海に出ると一段スピードを上げて進む。乗客は大半が外国人なのだが、広島観光の外国人は大人しく、とても静かな船内だった。到着時刻の結構前から左前方に宮島が目に入る。桟橋を目指して島が近づいてくる。長すぎず、短すぎずの丁度いい船旅だった。

フェリーで川を下っている際にこんな人たちに遭遇

上陸した宮島は思っていたより大きく、ロープウェイで登る山があるのにはびっくり。午前中に厳島神社とその周辺の寺社を参拝をし、砂浜の景色を楽しむことにする。

宮島も映像では数えきれないほど見ているが、桟橋から厳島神社へ向かう参道を歩き、対岸の風景や松林、それに奈良ほど多くはいないものの、歩き回る鹿を見ながら、想像を上回る光景に満足した。厳島神社は世界遺産に指定されるだけの伝統と歴史が感じられ、大鳥居の威容に圧倒される。

厳島神社の象徴とも言える大鳥居 
鹿もいる
秀吉が作らせた千畳閣
松原

午後にはロープウェイで弥山に登ろうと思い、先に昼食を済ませることにする。食堂でゆっくりする時間もなさそうなので、店先で販売している牡蠣カレーパンと八天堂のクリームパンでお昼にした。広島にて初!の牡蠣はカレーパンの中に入っても、やっぱり牡蠣の味だった。八天堂のクリームパンは食べたことがあり、やっぱり美味しかった。

牡蠣カレーパン600円也

ロープウェイ乗り場までは厳島神社から10分ほど坂道を登っていく。途中までは6人乗りのゴンドラで上り、乗り換えて普通のロープウェイで頂上近くまで到着。このロープウェイ駅から弥山の頂上まで徒歩30分とあり、上りも高低差160mということなので、行ってみることにする。

時々走る元気はない
ゴンドラから途中通常のロープウェイへ乗り換える

頂上への30分だが、道は整備され登りづらい急坂はない。ロープウェイを使わずに下から登っているハイカーを除いては観光客も普段着に手提げ鞄などで歩いている。流石に靴はスニーカーが必要だが、トレッキングシューズまでは必要ない。それほどの体力がなくても大丈夫なので、道は観光客で一杯だ。

ロープウェイ頂上駅の辺りからの眺め

大きな岩の下をくぐり抜け、岩場を過ぎると頂上が間近。大きな3層の休憩所は眺めがよく、360度の展望が開けている。島々が浮かぶ瀬戸内海の風景が絶景だ。日本三景のひとつというのも頷ける。震災前の松島を訪れているので、あと残すは天の橋立となった。

大きな岩をくぐる
巨石がゴロゴロ
頂上には展望所兼休憩所
360度の絶景

ただ、好天のため30分も山を登ると、とても暑く、汗まみれとなった。持っていたハンカチ2枚では間に合わず、休憩所の小さな売店で弥山のデザインの手拭いを購入して使用した。下山後には迷う事なく目をつけていたソフトクリームのお店に直行した。

そろそろ帰ろうかと桟橋へ向かうと、大鳥居の辺りに人だかり。潮が引いて大鳥居周辺を人が歩いているのだ。そんなことがあることも知らなかったので、慌てて自分も潮が引いた海底を通り、大鳥居を間近に見に行った。近くで見ると、鳥居の海に沈んでいる部分は自然の木の根本のようだった。遠くから見るのと違って、真っ直ぐではない自然の木の形が見て取れた。

こんな光景は初めてだった


普通の木の根本のよう

帰りは宮島口までフェリーで渡り、JR宮島口から広島駅へ、新幹線に乗り換えて新神戸駅までの経路。広島駅でお土産とビールとおつまみを買う。おつまみは牡蠣入りで紅葉形の練り物を買って新幹線の中でいただいた。

思わず買ったもみじ天

長らく神戸に住んでいながら、新幹線で僅か1時間の広島に初めて降り立った1泊2日の旅だった。

いいなと思ったら応援しよう!