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六甲縦走路 |六甲山〜宝塚 サンチャゴへの道8

最後の区間、六甲から宝塚を目指す

4月からサンチャゴ巡礼路のトレーニングとして六甲全山縦走路を西から東へと歩いてきた。六甲山系は交通機関でアクセスしやすいため、分割して踏破することも可能だ。前回、六甲ケーブル山上駅をスタートし、六甲最高峰から有馬温泉に抜けた。今回はまずケーブルとバスを利用して手前の六甲ガーデンテラスまで行く。そこから再び最高峰を経て、最後に残った区間、宝塚までを目指した。おおよそ13キロほどの下りメインの行程だ。最高峰を過ぎると交通機関とのアクセスがなく、途中で体調不良でもあれば大変。念の為、膝用サポーターも持参した。

ケーブル下へのバスはJR六甲道からが正解

六甲ケーブル下までのバスに阪急六甲から乗ろうとすると長蛇の列。神戸大学の学生さん達で一杯で、バスは当然のように臨時便が出ている。4台目になってようやく乗車できた。前回はJR六甲道から乗ったので問題なかったが、阪急六甲からは混むことがわかっていたけれどこれほどまでとは思わず迂闊だった。おまけに自宅からはJR六甲道までの方が運賃が安かった。結局、ケーブル乗車が20分遅れになってしまった。

六甲山上はすいすいアクセス

ケーブルの到着時間に合わせて山上のバスは出発する。ケーブル下駅で、山上の案内パンフをもらって確認しておけば、ケーブルを降りてからの行動もスムーズに運ぶ。山上駅から六甲ガーデンテラスまでは運賃260円。交通系ICカードは使用できずCash Onlyなので注意が必要。

六甲ケーブルが到着
山上バス ケーブル山上駅からロープウェイ山頂駅までを結ぶ

最高峰から宝塚へ

前回最高峰まで迷った道を短時間で終了。ちょうどお昼になったので、休憩を取る。その後、自動車道を宝塚へ向けて歩き出す。多少の上りはあるものの下り主体の道。ちょっと辛い急な坂道もある。自動車道を歩く所もあり、自動車には注意が必要だ。六甲山にはビューポイントも結構あるが、宝塚方面では丁度半ばの大平山の辺りで、急に視界が開けて、眺めが広がった。眺めを見ながら休憩をとる。

一気に視界が開けた、休憩にはちょうど良かった

さて、下り道が続くと恐れていた通り、塩尾寺を前に急に膝が痛み出した。痛みのより大きい右膝にサポーターをつける。多少はマシにはなったものの、下るペースはぐっと遅くなってしまう。当初下山は4時台だったのだが、もっと遅くなるのは必定。ケーブルの乗車が20分遅れたのも今となっては恨めしい。夏なので流石に暗くなる心配がないのが何より。

下りもあと3キロほどになった所に塩尾寺がある。寺のベンチで膝を休める。下からは車で登ってくることができるはずなので、後は自動車道中心になると思って歩きやすくなると思い安心した。ところが、この道の急なのがエグい。痛みを我慢できずに何度か後ろ向き歩行で切り抜ける。膝の負担がなく、急坂をペースを落とさずに歩くことができるが、人目につかないことが条件だ。

「しおおてら」ではなく「えんぺいじ」と読むらしい
右手には鐘楼
街が近づいてきた時にまたビューポイント

甲子園大学の建物が街に降り立った印になり、住宅街に入るが、急坂がまだまだ続く。
ようやく坂が終わったかと思うと、ホテルが立ち並ぶ市街地だ。そこまでくると阪急宝塚駅はすぐ。橋を渡り、宝塚のホールを遠目に見てゴールイン。

橋を渡る 遠くに宝塚歌劇のホール
駅前にある宝塚歌劇のモチーフのモニュメント
阪急らしい宝塚の駅舎

ついに六甲全山縦走路をコンプリート

4月から始めた六甲全山縦走路を歩くというトレーニング、今回で須磨浦公園から宝塚までをコンプリートすることができた。縦走路全てを歩いてみて、前半の菊水山前後はきつい印象があるが、下りの続くこの後半もなかなか大変だった。装備もトレッキングポールなど少しつづ増え、今回は初めてドライレイヤーを着てみるなど、色々と試すことができた。そして課題はやっぱり今回でも露呈した膝の痛み。以前にも言及したが、体重を落とすこと、足の筋力をつけることなどが課題だ。更にはもっと長距離にも挑戦したいと思っている。

六甲全山縦走大会開催!

つい先日の神戸の広報紙で今年は六甲全山縦走大会が11月13日(日)開催予定であると発表されていた。神戸マラソンも開かれることになったので、全山縦走路大会もあるかもと期待していた。詳細はまだ不明だが、できれば半縦走に挑戦したいと思う。須磨の鉢伏山から再度山を経て降りてくるコースとなる。これを事前にやってみようと思う。
追記 今回は半縦走はなくなるとのこと、残念ながら今年は見送りかな?

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