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兄夫婦と行くイタリア旅行 ミラノ編(1)

昨日はミラノ中央駅から徒歩3分のスターホテルアンダーソンにチェックイン、荷物整理をしシャワーを浴びる。午後8時からミラノ中央駅の見学を兼ねて、駅構内のお店へ夕食を食べに行った。ひとしきり駅を見て回り、写真を撮ってから構内のRosso pomodoroという名のチェーン店でパニーニとコーラの夕食にした。体を動かさずに機内食を4回も食べていたせいだ。ホテルに戻る前にタバッキで水(500ml 1.5€)を買って帰った。

ドゥオーモ(大聖堂)へ向かう

今朝はホテルで朝食後、9時に出発。10時予約の大聖堂に向かう。最寄りの地下鉄ミラノ中央駅からDuomo駅まで4駅。改札機にタッチレス決済のクレジットカードをかざして通過する。切符を買わなくて済むのは旅行者には便利。

駅をから地上に出ると、目前に大聖堂が聳える。遠くから見ても、近くに寄ってファサードの彫刻を見てもため息が出るほどの美しさ。現在修復中で、足場が築かれている。修復された部分は大理石の色が美しく、すべての修復が終われば、姫路の白鷺城の修復後の姿のように真っ白になりそうな感じだ。

テラス(屋上)→ 聖堂内

屋上までエレベータで優先で登るFastPass(屋上+聖堂+博物館)をネットで購入していたので、直接エレベーター入口に向かう。屋上は多くの人で賑わっている。ミラノの街の眺めが良いのと、近くで尖塔などの造作が見えるのが素晴らしい。下りは階段を使い、大聖堂の中に降り立つ。そこから堂内に設けられた柵に沿って進むと堂内のチケットの有無をチエックし、持っている人はそのまま聖堂内へ、持っていない人は外へと振り分けられる。

屋上は暑い
尖塔も近い
街を見下ろす
ステンドグラスが見事

大聖堂の中でもミラノ大聖堂は最も大きな部類。その美しいステンドグラスは見どころの一つだ。だが、どちらかというとミラノ大聖堂はその唯一無二の外観の方が印象に残るように思える。

ガレリア経由ブレラ美術館へ向かう

大聖堂だけでたっぷり2時間を費やし、見学が終わるともうお昼。大聖堂のすぐ隣の建物のファストフードのお店で休憩も兼ねてお昼にする。食事休憩の後はブレラ美術館入場が14時なのでガレリアを通ってゆっくりとそちらに向かう。

写真より実物の方が数段美しいと思う

ガレリアは単なるアーケードと思っていると大間違いだった。直に見るその美しさはため息が出るほど。高級ブランドが店を構えているが、その姿はファッションの街ミラノにお似合いだ。人だかりの中心には地面に描かれた雄牛があり、その急所に踵を置き、3回ぐるぐると回ると願いが叶えられるとの説があり、皆かわるがわる回っては写真に収めていた。私も行きと帰りとで2度も回ったのだが、どちらも願い事をするのを忘れてしまった。

雄牛の急所は修復されたと聞いたが、すぐにこうなった?

ブレラ美術館

ブレラ美術館は1階の美術学校の上、2階にあるギャラリーだ。楽しみにしていたのはマンティーニャの「死せるキリスト」、ラファエラの「マリアの結婚」、ベリーニの「ピエタ」、カラヴァッジョの「エマオの晩餐」などの有名作品。他にも大好きなモディリアーニの作品が1つ展示されていたのが大発見。

中庭
ブレラ美術館の中庭

展示しているのを知らなかったのがベロネーゼの「シモンの家での晩餐」。個人的には特に興味深かった。「レビ家の饗宴」、「カナの婚礼」をすでに見ていたので、一連の宴会シリーズとして面白かった。聖書の話を題材にしながら、例によって描いた当時のイタリアの服装、風俗が反映されている作品だ。

大聖堂博物館

絵画を堪能して、大聖堂に戻る。大聖堂博物館がこの日の見学の最後。大聖堂にまつわる品々が展示され、間近で見ることができるのが面白い。ステンドグラスや尖塔の上の聖人などの像も近くで見ると、細かいところまで丁寧に作ってあるのがわかる。とりわけ尖塔の上の黄金の聖母マリアの実物大のコピーが迫力があった。

雨どい
実物大

夕食

昨日はミラノに到着後、軽食で済ませた。兄嫁が疲れているのと、あまりお腹が空いていないとのことでホテルで休むという。結局、兄と2人で近くのレストランに向かう。物価の高さは分かっていたが、ハムとチーズの盛り合わせの前菜を2人でシェアし、さらに兄はイカのパスタ、私がミラノ名物オッソブーコの一皿ずつ頼み、ワインはモンテプルチアーノを1本頼んだ。安いカラフェのハウスワインを念頭に「ハウスワイン」と言って出してきたのが26€のこれだった。水は「タップウォーター」と頼んだのだが、4€取られていた。合計がちょうど100€。もちろん量は十分だったが、もうミラノでは物価が高すぎて前菜、プリモ、セコンド、デザート、カフェといった風には頼むことができそうにないなと思った。

ハム数種類とチーズ 19€
オッソブーコ スネ肉の骨髄がうまい

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