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cactuses_manga
#6.花とものぐさ(妻の投稿)
くるりとユーミンの「シャツを洗えば」という曲がある。日曜日の朝に洗濯をするカップルのひとときを爽やかに歌っている曲だ。
その歌詞で私が特に気に入っている部分がある
ベランダには
枯れた花
そばにおいでよ新しいシャツもあるけれど
こんなに爽やかな情景だと、私が作詞家ならつい、花や緑は生き生きさせてしまうと思う。はたまたインスタグラマーなら、枯れた花は写真に写らないようにフレームからはずしてしまうと思う。
なんというか、健康的で麗しいひとたちは植物を大事に育てる「丁寧な暮らし」をしているっていうイメージをつくらなきゃ!と身構えてしまうと思う。おしゃれな生活と美しい植物てきな。
なのに、あれ、花枯らしてる。
あ、いいんだ。こんなひとでも花、枯れるんだー。とものぐさなりの解釈をしたのを覚えている
これきっかけだったか、どうかわからないが、私は今ドライフラワーにハマっている。
ドライフラワーの魅力はいくつかある
・長く花と付き合えること
・水やりがいらないこと
・キラキラし過ぎず生活に馴染むこと
元々植物は好きだけれど
すぐに枯らしてしまう。
なんでうまくいかないんだろう?
植物や花を愛でる生活に憧れて種や苗を買っては植えてみるものの一向にうまくいかない。
なんか無駄に自己肯定感が削がれていく
ふてくされているときに、シャツを洗えばを思い出した。
あ、ドライフラワーいいかもしれん。
気付いたら部屋が花の匂いに溢れていた。
洗濯バサミで吊るしてもいい、
ゼリーが入ってた空き瓶にいれてもいい、
椅子の上でごちゃっとしててもなんかいい
ドライフラワーすごいいいかもしれん…!
生活だもんな。いいんだ、いいんだ。
きれいな部分だけ切り取らなくても。
ものぐさな私でも花を愛でていいんだなー。