テラスハウスはガチでやらせだった?台本が用意されていたの?|徹底的に調べた結果…
【投稿日:2020年5月31日】
先日、27日に人気番組『テラスハウス』の打ち切りが決定しました。
今回のフジテレビ『テラスハウス』をめぐっては、木村花さんがSNS上で寄せられた心ない誹謗中傷によって精神的なダメージを受けて自殺に追い込まれたと見られるため、SNS上での誹謗中傷や名誉毀損(めいよきそん)などの行為をどのように規制できるのかが議論になっている。
TwitterなどSNSプラットフォームでも利用規約に注意書きを追記や、誹謗中傷や名誉毀損(めいよきそん)などの行為によるペナルティー検討など対策を考えているという。
今回は、テラスハウスは台本で動いていたのか?結局やらせだったのか?を徹底定期に調べてみました。
テラスハウスはガチでやらせだった?台本が用意されていたの?
テラスハウスの台本なし、やらせ問題については、これまでテラスハウスを拝見して楽しんでいた人なら耳にしたことがあるであろうが、実際どうなのか?この記事ではっきりさせてみた。
『テラスハウス』の“やらせ”問題では、これまでに「週刊文春」が繰り返し報道してきた。
これまでも同番組はその制作手法や“過剰演出”がたびたび問題視されてきた。
「週刊文春」(2014年6月5日号)では、同番組のディレクターらによる出演者へのセクハラやパワハラ、やらせ強要をスクープ。同年9月で番組はいったん終了した。
出典:週刊文春
マネジャー抜きでメンバー全員がスタッフに集められていたこともあった。そこで全体的な流れや方向性を説明されていたことを後から演者に聞いて知りました。全体的な流れはスタッフが誘導していました。
出典:週刊文春
そして人気番組を制作したフジテレビ側は、以下のような声明を発表。
『テラスハウス』はリアリティーショーであり、主に若者の恋愛を軸に、それにまつわる葛藤や喜びや挫折など様々な感情を扱うものですが、刻々変化する出演者の心の在り方という大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかということについて向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております。以上のことを考慮したうえで、今回、既報の通り、同番組の制作、地上波での放送、およびFODでの配信を中止するとともに、今後、十分な検証を行ってまいります。
芸能プロ関係者によるテラスハウススタッフによる過剰演出の目撃|出演者は演技指導や指示により、動かされていたという
以前からテラスハウスでは、スタッフによる「大まかなシナリオは決められていた」「スタッフからの指示がある」など、ヤラセ疑惑が常にささやかれていた。
終いには、テラスハウススタッフによる“過剰演出”を目撃したという芸能プロ関係者が以下のように打ち明けた。
「たしかに台本はありませんでしたが、告白やデートに発展するという局面では、スタッフが出演者に『どうしたいの?』『どういう方向にしたい?』と“振り付け”をしていました。ケンカや恋愛相談など、メンバー同士の話でわかりにくいところは、『もう一度やって』と指示して、撮り直しは日常茶飯事でした。
制作側は“視聴率”というものを結果といて欲しいので、(当たり前だが)少しでも“盛り上がる作品”を作り上げようとする。
ライターの僕自身、木村花さんのことがあってから、様々なテラスハウスの情報ソースをチェックしていた。
テラスハウスはやらせなのか、台本などで演出の付加価値をスタッフが加えていたのか?真実を知るため。
テラスハウスは若者には超人気番組で、日本発祥で海外でも放送されるようになったほどのフジテレビにとっては看板番組。
制作スタッフも『死に物狂いで良いものを作り続けるプライドや制作意欲』があったのだろう。
オーディションに受かって番組出演が決定すると、過去には『収録中に起きた事故などは番組は責任を負わない』『番組内でのことは口外しない』といった内容の契約書にサインさせられることがあったらしい。
テラスハウススタッフは視聴者が次が気になるように、番組を見た人がネット上で「次はどうなる??来週はどうなる??」という風に視聴率をとるために、番組を盛り上げるため、編集を上手く作り上げ、“過剰演出”の味付けによって、トップ番組を維持し続けたかった。
これが全てなのだろう。
編集者はプロ中のプロということになる。
番組を見ていた人ならわかると思うが(僕も一視聴者だった)、編集がめちゃくちゃ上手く、番組の後半なんて次回のテラスハウスが気になって仕方がない終わり方をしていた。「編集者天才だわ」とよく感心していたものである。
しかし、真実とかけ離れた編集が行われていたというのなら、それは誇るべきではなく、視聴者を欺き、出演者の気持ちを無視した卑劣な行為ということになる。
お金と名声のみに特化した編集ということになる。いわば、“金になる作品を作り上げるだけの編集”と言えばわかりやすいだろうか。
出演者の中で指示があった証言する人もいれば、指示されていなかったという人もいる
木村花さんの訃報の後に、テラスハウスの出演者に実際にインタビューした時の情報ソースをチェックしたが、テラスハウス出演中、やらせや台本などがなかったという質問に対し、以下のような答えが。
ある出演者は、「台本はやらせな一切なかった。」「指示されていなかった。編集にはむかついていたが。」
「キスシーンがあった」「けんかのシーンを取り直しさせられた」など、出演者によって証言が違います。
つまり、テラスハウススタッフは、出演者によって指示する人とそうでない人を上手く使い分けしていたのではないか?と思われます。
その人それぞれに個性や性格というものがあるので。「台本があった」とか「やらせがあった」とか世間に発信しそうな人には指示しないだろうし。
結論:テラスハウスはやらせありなのか?台本があったのか?
今回調べたことを結論としてわかりやすく言うと、意図してやらせ番組を作り上げてはいなかったが、結果として過剰演出となってしまった側面もあるが、“良い作品を作り上げる”という熱意がある余り、指示をしてしまった形になる。ということになる。
ベースはリアリティー番組だから“リアル”だが、指摘どおり“やらせ”や“テラハスタッフによる指示”はあった。
最後に:テラスハウスはガチでやらせだった?台本が用意されていたの?|徹底的に調べた結果…
テラスハウスのやらせ問題はかねてから存在し、大きな問題となっていた。
それに加えて例えば、出演者同士の喧嘩のあとに仲直りしたにも関わらず、喧嘩が続いているかのような偏った編集など、挙げればきりがない。
これからの問題は、TwitterなどSNSなどのプラットフォームでしっかりと誹謗中傷などを取り締まり、ひどい誹謗中傷をコメントしたアカウントは一発削除などのペナルティーを与えないと、今回の木村花さんのような被害者は今後もいなくならない。
テラスハウスという番組を愛していた視聴者もたくさんいたはず。それが例えやらせや台本があったとしても、あのオシャレな空気感、作品自体が好きだったという人もいたはずである。
番組側を責めるばかりでは改善されないので、“元となる問題”を削ぎ落とすことに焦点を当て、全力で悪なる部分を削ぎ落とす努力をしないといけない。
木村花さんの死を決して無駄にしてはならない。