世界が変わってもBTSの絆は深まるばかりで
世界大恐慌な2020年もあと残り1ヶ月に差し掛かろうとしてる今、大好きなバンタンから私たちARMYへ大きなプレゼントが届いた。
冬の夜、まだ温まっていない布団の中に潜りこむと感じる震えるような冷たさと、その後すぐに全身を温めてくれる羽毛布団のような、朝は二度寝してずっとぬくぬくしていたい、そんなアルバム”BE”を受けとった。
今回のアルバム”BE”はLife goes onをはじめ、じっくり噛みしめるような楽曲が並んでいる。アルバムの中で明らかにチャートインを狙った曲は、正直Dynamiteだけだろうし、Life goes onのMVも再生回数はそこまで伸びないだろうなと思っていた。(※結果、ビルボード1位とったからおったまげたミアネ)しかし、Dynamiteで多くの人が励まされ、踊り、笑顔になったあと、夜寝る前に聴くと心が満たされ、時には涙を流し、それが癒しとなるような曲を彼らはプレゼントしてくれた。
本人たちも未だにオフラインコンサートが出来ず、悔しさや怒りなど、色んな感情を抱えながらもいつだって私たちの”光”であろうとしてくれる。その中でLife gose onのSUGAのラップにとても光を感じた。
この音楽にのせて 君に届けるよ
人々は言う 世界は大きく変わったと
幸い僕たちの絆は 今もなお変わらないまま
ファンにとって自分の応援してるグループの関係が円滑なことは、きっと一般の人たちが思ってるよりもはるかに大事。こんな世界になっても僕たちの絆は変わらない、そう本人たちが歌詞にのせて伝えてくれたこの事実は、何よりも最高のお知らせ。彼らの仲が良いことそのものが、少なくとも私にとっては光なのだ。
また、この異常事態をグループとして乗り越えることで絆はより深まっているように見える。例えば、何かしらグループにヒビが入ったとき、ファンは真っ先に気づく、例えそれがどれだけ小さなヒビでも…だからこそ今の彼らの関係性が本物だとわかるし、今のバンタンを見ていられるのはありがたくてたまらない。アイドルは有限だからこそ、今の彼らを大事に大事に目に焼き付けたい、そう思っている。その時、その瞬間が”花様年華”なのだから…
※追記
あとから本人たちのインタビューでわかったのですが、おそらく“幸い僕たちの絆は”の“僕たち”とはBTSとARMYのことを指しているようです。これほどユンギがARMYのことを考えてくれている事実に泣きそうになりました。この記事を書いた時はメンバー同士のことだと解釈していたしインタビューをみたあとでも結局そういう意味も含まれている気がしたので記事はこのままにします。
私の1番のお気に入りはBlue & Grey
歌詞がいいとかそんなものは大前提として、それよりもとにかくメロディーとボーカルラインの声。ジミンの高音とテヒョンの高音(低音)は、問答無用で何度聴いても目が潤んでしまう。なんならイントロですでに限界突破してる…
それと今回強く感じたのは、ジョングクとジンくんの相性がとてつもなく良いこと。今までも聴いているはずなのに、Blue & Greyはメンバー同士の声の相性を再確認する楽曲にもなった気がする。ジングク→クオズのハモリがあまりにも刺さるから、もうあの音の中に入り込んで溶けてしまいたくなる。そして今回忘れてはいけないのが、ジンくんの低音。なぜだろう、なぜこんなにも沁みるんだろう?私にはこの興奮を伝えられる術がないのが悔しい。普段、高音が印象的なジンくんだけど、なんだか新たなツボをおされた気分。
もちろんラップラインも文句なしに素晴らしいのだけど、Blue & Greyに関してはほぼボーカルラインの声を噛みしめるために聴いている。
結果的に何が言いたいかってこれを作ったキムテヒョンのセンスが素晴らしいということ。彼だけがもっている繊細さや目線、生きとし生けるものすべてに愛情をそそぐような感性、最初は、あーっThe テヒョンだ、なんて思いながら聴き始めたけどそれだけではなかった。それこそラップラインも制作に加わっているから、ラップラインならではの表現も上手に織り交ぜられているのだろう…テヒョンの色を殺さず、よりクリエイティブさが洗練された優しい世界に心震えた。
新しい曲がでる度に、BTSは私の人生を色づけ豊かにする。“Life goes on” という言葉は、人によっては地獄のような言葉だろう。「人生は続いていく」なんて、死にたいくらい辛い想いをしてる人にとっては、呪いのような言葉。だけど、彼らは決して、人生は続いていくから頑張れ、と丸投げしているわけではない。どんな形でも、たとえ一瞬でも、自分たちの存在が力になれればと、全力を尽くしてくれる。彼らだって同じ人間だ、自然災害やウイルスには勝てないし、どれだけ有名になろうが為す術もない現実に絶望することもあるだろう。それでも彼らはもがいてくれる、私たちの手をとって光の差す方へ導こうとしてくれる。バンタンは決して無責任なメッセージは発信しない。
彼らは口癖のように、ARMYと叫ぶ、息をするようにARMY愛してる、会いたいと…もちろん口だけなら果てしなく薄っぺらい言葉になってしまうけどBTSは行動で示す。いつだって行動で、実際に音楽にのせて本物の心を届けてくれる。そして、世界中にその“心”が伝わり、ARMYはBTSを信頼する。BTSはARMYをARMYはBTSを、まるでアイコンタクトで頷くように確かな絆が構築されているのを肌で感じる。
あらためてそんな彼らについていきたい、彼らの活動が続いていく限り一緒に隣で歩ませてほしい、そう強く思ったカムバだった。
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