めまい・頭痛が続いたので、MRIを受けてみた
まずは病院探し
ここしばらく、めまい・頭痛に悩まされていた。最初、座っていられないほどの強いめまいがあり、その後、徐々に頭痛を発症。めまいは少しずつ改善していたものの、結構、長く続いていた。頭痛持ちではないので、頭の痛さが続くのも不安だった。お医者さんに診てもらいたいなと思いつつも、何科に行くべきか、どこの医者に行くべきか、決めかねていた。
そんな時、NHKプラスで「あさイチ」の「春の特別編 40代から増加!?めまい改善SP」を見ていたら、「めまい相談医一覧」のURLが映し出された。即、アクセスして比較的通いやすい病院をピックアップ。脳神経の病院だ。めまいなら耳鼻咽喉科という選択もあるが、頭痛もあったし、脳疾患の有無は耳より先にクリアにしておきたいと思った。
ピックアップした病院のレビューをチェックしたところ、すぐMRIもとってもらえるらしいし、先生の説明が丁寧だということで、そのままその病院のWebにアクセス。予約のボタンを押すと、幸い、翌日の午後に空きがあったので、即予約。オンラインでの問診票もあったので、それも入力した。
ちなみに、このオンライン問診票、非常に秀逸。症状は以前から説明するためにまとめていたのだが、その内容がほぼ設問に入っていて、ボタンをクリックしていくだけで9割はOKだった。このシステム、すべての病院に設置して欲しい。病院に行ってから紙に書くのって、記入欄が小さかったりして、書きたいことが書けず、ちょっと辛い。医者も手描き文字よりパソコン文字の方が読みやすいと思うんだけど、どうなんでしょう。
そして検査
翌日、夫に病院に行くことを告げたのだが、たまたま有休だったのもあり、「付き添いはいいですか?」と言ってくれたので、一緒に行ってもらうことにした。万が一の時は、彼も何か聞きたいこともあるだろうしとも思った。
この日はあいにくの悪天候で、地面から跳ね返るような強い雨が降っていた。夫に悪いなぁと思いつつ、駅からしばらく歩いていくと、個人病院としては大きめの建物が見えてきた。中に入ると天井が高く、かすかに新築の匂いがする。受付で予約していることを告げ、しばし待つと、診察室へと案内された。夫と一緒に入室すると、若い男性の先生が、私が前日入力した問診内容をPC画面に表示しているのが見えた。口頭での問診の後、いよいよ検査となった。
頭痛で少し集中力を欠いていたのもあり、持ち物を管理してくれる夫がいたのは非常に助かった。荷物を夫に預け、安心してMRIの部屋に向かうと、検査室の前の椅子に座るよう促された。検査技師からいくつかの確認事項があったが、最後の質問が「MRIで投影される画像はどれにしますか?」というものだった。ここのMRIはプロジェクションマッピングによって、検査中、トンネル内の天井に映像が映し出される。選択肢は四つあったが、「猫」の文字が見えたので、即座に「動物で」とお願いした。
MRIはうるさいと聞いていたが、耳栓をし、更に耳の周囲をウレタンのようなもので覆っているにも関わらず、かなり大きな音が聞こえる。ただ、私的には一定のリズムの中低音がなんだか現代音楽のように感じられて、それほど苦ではなかった。というか、少し面白かった。
MRIの天井には、猫、犬、リスなどの小動物の動画が繰り返し映し出されていたが、その動き方が微妙にむかつくような気持ち悪さを誘うような時もあって、もっとぼんやり眺められる白い雲の方がよかったかなぁとか思い始めた頃、検査終了となった。時間は約10分。結構短く感じた。
その後、頸動脈エコーで血管の状態の確認をし、手足の血圧を4分ほどかけて測り、最後に重心動揺検査機器を使って、固い板の上で足をそろえて1分ずつ開眼・閉眼、クッションを加えて重心を取りにくくした状態で踵だけ付けて30秒ずつ開眼、閉眼での確認が行われた。
待合室に戻り、しばらくして後、診察室で説明を受けた。結果、異状なし。ほっとした。
検査、その後
検査時、頭の痛さはピークだったが、その後、急激に落ち着いた。今はほとんど痛くない。心臓もここ最近、鼓動が強かったがそれも無くなった。ひょっとしたら、なのだが、今まで経験したことのない強さのめまいだったことに不安を抱いて、そのストレスで頭痛が引き起こされたのかもしれない。
メンタル弱すぎ。
とりあえずのところ、症状が落ち着いたので、めまい・頭痛問題は解決となる。もちろん、また起こる可能性は大だが、その時はその時でまた考える。
しかしながら、今回のめまい・頭痛のおかげで、MRIを受けられたのはよかった。以前から脳の中は見たいなぁと思っていたからだ。
母が脳の奥の血管が切れて亡くなっていたり、人の名前がすぐに出てこなかったりするので、脳の状態はどうなんだろうとずっと疑問に思っていた。でも、自分が思うよりもずっと自分の脳の映像はしっかりしていた。血管もきれいだったし、脳の萎縮もない。とりあえず、しばらくは大丈夫そうだ。
脳のチェックは終わったが、まだいろいろ気になるところはあるので、ぼちぼち検査していく予定。ああ、年取るって、めんどくさい。