発熱外来 2024/06
突然の発熱
ある日の金曜日、昼間から何となく右手の前腕に筋肉痛のような痛みを感じた。更に時間が経つにつれ、軽い頭痛が始まり、腰も痛くなり、寒さまで感じるようになっていった。ああ、これは熱が出る兆候だと思い、測ってみたら、36.9度。普段の体温は36度前後なので、明らかに発熱しつつある。
翌々日に高校のクラスメートと4年ぶりの会食を予定しているのに、何故このタイミング?運が悪いなぁと思ったが、体温は上がる気配しかなく、出席は無理だと悟ったので、明日になったら参加者とお店に連絡しなきゃいけないなと、ぼんやりした頭で思った。ちなみに幹事は私である。
ベッドに入っても眠りは浅く、夜中に何度か目が覚めた。午前3時30分に熱を測ったら37,6度。37.5度を超えたので、発熱決定だ。悪寒で寒いのに、掛け布団が暑くてうっとおしい。
翌朝体温を測ったら36.9度と少し下がっていたが、軽い頭痛があって頭はぼんやりするし、悪寒もまだ残っている感じだし、食欲もあまりない。
何をするにもおっくうではあったが、夫に促されて、Webサイトから午前10時の予約を入れ、行きつけの病院に行った。
ちなみに発熱外来は、2022年3月にも同じ病院で受けている。だから今回は2回めである。
問診票の記入
発熱外来なので待ち合いには入れず、玄関口で問診票を記入した。しかし、引っ越し前の住所を書こうとしてしまったり、「晩」という字が浮かばなかったりと、想像以上に頭が働いていないことに気づく。
利き手である右手前腕の筋肉痛のようなものも続いていたので、大した量でもないのに、小さな文字を書いていたら妙に腕がだるい。途中途中、手をぶらぶら振りながら記入欄を埋める。
微熱といえど、気力・体力・知力が失われている。
しかし、紙の問診票は、いつまで存在し続けるのだろうか。以前、めまい・頭痛が続いたので、MRIを受けてみたで通院した病院では、Web予約時にオンラインで問診票が記入できた。今回通院した病院もWeb予約が出来るなら、その時に問診票も記入させて欲しい。きっとWeb予約が出来る人は、デジタル問診票も記入可能なはずだ。選択制でいいから、対応可能にして欲しいと強く思う。
問診票以外に「PCR検査・コロナ抗原・インフル抗原・RSウイルス・アデノウイルス・溶連菌」の申し込み用紙が添付されていた。この用紙は前回の発熱外来では無かった。
症状的にインフルではない気がする。RSウイルス・アデノウイルス・溶連菌については、検査すべきかどうか判断がつかなかった。コロナの有無は知りたかったが、PCR検査の結果は翌日と書かれている。通院した日は土曜日なので、きっと月曜日にしか結果が来ない。今すぐ知りたかったので、10分と書かれた「コロナ抗原」に〇をつけて提出した。
もう1枚、「オンライン診察のお願い(発熱外来)」の承諾書が添付されていた。前回の発熱外来の時は、自分の持っているスマホへの音声通話だったが、この病院は2022年11月からオンライン診療を開始してるので、発熱外来もオンライン診察に変更したのだろう。こちらは問題なしと思ったので、そのままサインして提出した。
検体採取・診察は車の中
病院内には入れないので、抗原検査の検体採取とオンライン診察は、自家用車もしくは病院が準備した車の中で行われる。自家用車は引っ越しを機に売り払ってしまったので、玄関先に停められた病院の車に乗り込む。
抗原検査の検体は看護師が窓の外から行い、診察は病院から渡されるスマホによってオンラインで行われる。
検体採取は綿棒で鼻グリグリ方式だった。前回、発熱外来でPCR検査を受けた時は唾液だったのに、鼻なのかとちょっとがっかりする。唾液だったら自信あるのに。
そして、今までインフルエンザで経験してきた鼻グリグリとは、綿棒の感触が全く違う。麻で出来ているのかと思うほど、硬くて痛い。これはデフォルト?それともたまたま?とか思いながら、鼻グリグリが終わるのをじっと待つ。
採取後、かなり時間が経ってから病院用スマホが鳴る。ほどなく画面に医者が現れ、オンライン診察がなされた。コロナは陰性とのこと。とりあえず安心である。
問診票の症状を確認された後、「どうしますか?」と尋ねられた。コロナでもないし、熱も下がって微熱レベルなので、特に治療するものがないということなのだろう。
少し考えて後、「解熱剤だけください」と述べて、診察完了。車を出て会計を済ませ、解熱剤の処方箋をもらって近所の薬局に移動した。
薬局では既に病院から連絡が入っているらしく、外で待つよう促された。とても天気がよく、暑くも寒くもない穏やかな日なので、外で待っている方が気持ちがいいぐらいだった。これが悪天候や暑さ寒さの厳しい日でかつ高熱だったら、とてもつらいと思う。
改めて発熱外来とは
発熱外来って、深く考えたことがなかったので、改めてネットにある記事をいくつか読んでみた。
その中で、2022年9月27日に書かれた札幌にある病院の「発熱外来とは - 一般診察との違いや目的などを詳しく解説」が面白かったので、メモっとく。
発熱した時って、その原因が知りたいのが一番なので、この記事にある「発熱とともに起こりやすい初期症状」「疑われる病気」「感染症以外で考えられる別の病気」は、可能性を探るのにいいなと思った。また、「問診・聴診・視診・触診」についても、知っているようで案外知らないものだなと気づかされた。またいつか、発熱したら読み返してみたい。
トップ画像はCanvaのAI画像生成で作ってみたもの。現在、Canvaの可能性を探り中。病気の私にお見舞いの花束をという感じ。