4年半ぶりの香港と33年ぶりの台灣 3日目
3日目の今日は香港島側へ。「香港中央圖書館」「香港賽馬博物館」「中環」へ行きます。
香港中央圖書館
昨日の文化博物館同様、絶対に外せない行き先が中央圖書館です。どうして外せないかと言えば、おそらくはここでしか聴くことができないレコードとCDがあるからです。
私は長年日本の曲に広東語の歌詞でカバーした歌を調べておりまして、これまで数百本のカセットテープ、数百枚のCDを収集してきました。さらにYou tubeにupされたあらゆる広東ポップを毎日チェックしています。しかし、どうしても入手困難、又は入手不可能な歌もあります。そこで、中央圖書館の音声資料を利用させてもらおうと考えたのです。
ではここで具体的に何をしたかというと、…書いていたら結構な字数になってしまいました。独立した別の記事としてupしましたので、興味のある方はリンク先をお読み下さい。興味のない方はスルーで。
中央圖書館では4時間くらい時間を費してしまいました。もし余裕があれば目の前の維多利亞公園で開催中の「工展會」というイベントに行こうかな?とも思っていたのですが、最終日ということもあってか混雑していたのでパスしました。当初考えていた香港島東部の訪問も明日に延ばすことにしました。
でもこんなこともあろうかと思って、スケジュールには余裕を持たせていたので冇問題です。
というわけで、次の行き先。中央圖書館の近くにある「香港賽馬博物館」を訪れました。
香港賽馬博物館
実は、賽馬博物館へ行く前にそこよりやや近い「唱片博物館」(実際はレコード屋)に15分ほど歩いて向かったのですが、なんとドアにカギがかかっていて入れません。中からはロックのレコードが聴こえてくるので、オーナーはいるはずなのに…。あきらめて、再び徒歩で賽馬博物館に向かいました。時間食ってしまった。
場所は唱片博物館からはそれほど遠くはないのですが、中央圖書館からだとトータル30分近く歩いた計算になるのでちょっと疲れ気味。
ここも鐵道博物館同様決して広いわけではありませんが、柔らかいソファがあってのんびりまったりできます。しかもお客さんは誰もいませんでした。でも競馬開催日にはにぎわうだろうと思います。
展示はよくまとまっていて見やすいです。
私は動物好きなので、競走馬のはく製をじ~っと見つめてしまいました。
あと、昔の電話器や計算器の展示が歴史を感じます。馬券もありました。よく残ってましたね。
香港競馬に関する本も多数置いてありますので、興味のある人には一読をおすすめします。英語で書かれた本が多いことから、やはり香港はイギリスの文化を継承していたのだと痛感しました。
中環
賽馬博物館の次は中環へと向かいます。当初バスで行こうかと思いましたが、あまり本数が出ていない模様。それに黃泥涌峽道が広すぎて渡れず(横断歩道がない)、地下道を往復したりうろうろしながらも銅鑼灣方面へ歩き出し、結局MTRに乗りました。またしても20分くらい歩いてしまいました。なにやってんだか。
SOHOエリア
MTR中環駅で降りて蘭桂坊へ向かいます。4年半も来なかったので、今はどうなっているだろう?と思ってきつい坂を登るとまだ栄えていてちょっとホッとしました。やっぱり蘭桂坊はこうでなくちゃ。
歩き疲れたのでここで飲んじゃおうかな?とも思いましたが、酔っぱらって急坂を転げ落ちたら痛いので自重しました。
しかし、その周辺エリアには残念な光景が見られます。前日の深水埗でも感じましたが、まだ夜遅いわけでもないのに閉まっている店のなんと多いことか。やはり新型コロナのせいで、みんな出歩かなくなったのかもしれません。
それでも陸羽茶室は一時休業を乗り越えて復活していました。
さらに歩いてPMQ元創方へ。ここは2014年に警察の宿舎をリノベし、アートとショッピングの施設にしたものです。来たことがないのでどんなものかと興味があったのですが、うーん、やっぱり夜8時くらいにはほぼ全店舗が閉めちゃうんですね。レストランバーが開いているのみでした。そもそも飲食店の入れ替わりがよくあるようで、他に飲食店は1軒もなくタイ料理と思しき店舗がComing soonになっていました。昼間に来れば良かったのでしょうが、今回はハズレでした。
中央市場
この辺は坂が多くて疲れるばかりですが、気を取り直して再び下界へ。確か中央市場があったなと思い、足を引きずって到着。ここもリノベしてファッションとフードコートが中心になってしまったので、もはや中央市場という名称はそぐわないんですが。
「市場ってモンは、生肉、活魚、生野菜が売ってるところなんだよ!天井にはシーリングファンがぶんぶん回ってなくちゃ!通路はいつも湿ってなくちゃ!おっさんは上半身裸で(以下略)」との心の叫びを抑えながら、「やっぱりエレベータついたのイイわ」と頓珍漢な感想を持ってしまいました(足がだるいのですよ)。
でも以前ここで買い物していた人たちは、一体どこに行ってしまったんでしょうか?買い物に困ってないのでしょうか?気になってしまいます。
天星小輪
足は疲れていますが、まだやるべきことがあります。香港旅行者の義務として「天星小輪」に乗船するのです。
私の若い頃は碼頭がもっと近くにあったのですが、埋め立てで遠くなってしまいました。もう20年近くになるのかな。光陰矢の如し。
7號碼頭まで歩き、無事1等船室に乗船。
しかしお客さん少ないですね。時間が遅いからでしょうか?経営危機が報じられて久しいですが、値上げしてもいいので残って欲しいですね。
尖沙咀に到着してからは時間も遅いし疲れたしで、ホテルに直行です。でも帰り道の途中で1881Heritageからチラッと見える、古い消防車だけは塀越しにのぞき見ました。
明日は再び香港島に向かい、「香港電影資料館」「香港海防博物館」「小西灣」「筲箕灣〜堅尼地城」を訪れます。
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