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2022年11月の記事一覧
Mopiko 無比膏 1988年
アニメの絵柄が日本っぽいですね。
でも宇宙服にヘルメットで完全防備しているのに蚊に刺されるのか?いやそれより、宇宙空間に蚊がいるのか?と思ったのは私だけでしょうか?
実は「無比膏」は日本の「ムヒ」の香港版で、なんと60年くらいの歴史があります。
金源米業 (真空處理) 1986年
金源米業は大手のコメ商社で、香港と中国の株式市場にも上場しています。
コクゾウムシ(中国語で穀牛と書くのですね)の顔がコワい…。美味しさにまったく触れず、真空処理による安全性をやたらと強調するCM。この会社はブランドがいくつかありそれぞれのCMも流しているので、安全性の宣伝に特化したCMになっています。
廣東米酒 1983年
短~い15秒の米酒のCM。
獅子舞の後ろから甕を担いだ男性がゾロゾロ、これが廣東米酒を暗示しているんですね。
料理のお供に最高!飲んでのどを潤そう!という短くてもわかりやすいCM。
維他汽水 PS375 1986年
維他ブランドのソーダ飲料、PS375にはいくつか違うバージョンのCMがありますが、今回はこの綱引きバージョンを紹介します。
375はもちろん375c.c.の意味ですが、日本ではまず見かけないサイズですね。
0:08あたりでチラッとドリンクバーのディスペンサーっぽい写真が見えますが、このシーンは必要ないんでは?
Garden 嘉頓甜筒 (開心少女組) 1986年
Gardenはパンやクラッカーなど小麦加工食品のイメージが強いですが、昔はアイスクリームも売っていました。
このCMは映画「開心鬼撞鬼」とのタイアップですね(もしかしてアイスが売れないから起死回生の一手?)。でもせっかく映画の一部をCMに使うなら、ゴールキーパーの黃百鳴よりも開心少女組の出ているシーンを使えばいいのに、と思うのですが。
Daihatsu 大發油渣貨車 1981年
質実剛健さが感じられるCM。このダイハツ・デルタはトヨタと共同開発した小型トラックですが、日野自動車にもOEMで供給しています。
香港・マカオは意外にダイハツが強く、日本ではあまり売れなかったシャルマン(カローラのOEM)がしぶとく走っていましたし、一時期はシャレードが小型タクシーに採用されていたこともありました。
旺旺仙貝 1985年
「仙貝」ってなんだろう?辞書にも載っていないよ!とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、これは「せんべい」の音訳です。
旺旺は台湾の企業ですが、日本の岩塚製菓と技術提携して「味しらべ」の中華圏版として「旺旺仙貝」を売り出しました。中国ではパクリ商品も出たとか。
CMは0:18で歌が終わるので、そのまま終了かと思いきや又すぐに商品説明が始まる、なんだか妙な構成です。
王氏雅達利加薪招聘電子女工 1984年
これはビックリ、短いとはいえテレビCMで求人ですか!初めて観ました。
「雅達利」は米ATARI社のことです。ATARI社が香港の工場に出資したものですね。
1984年ころは確かに香港の景気は良かったですし、「加薪」は給料upの意味なので、よほど急いで人手を確保したかったみたいです。
新大學眼藥水 1986年
今でも日本で発売中の大学目薬。というより日本で発売された目薬のブランドとしては、おそらく最古でしょう。そして香港でも売られていたんですね。
ちょっと気になるのは「新」大學眼藥水であることです。日本には「新」大学目薬がないので、香港オリジナル製品なのでしょうか?
Longines 浪琴表 (加勒比海岸篇) 1982年
高級時計ロンジン。007っぽい演出ですがもちろんショーン・コネリーではありません。
アジア人は出てこないので、香港での撮影ではなさそうです。キャプションにカリブの海岸とありますがちょっと微妙ですね。どこだろう?