リチ
読書メモ
映画の感想、メモなど
「「休むヒント」という題名なのに誰も休んでないんですよ!」と確か三宅香帆さんだったかが紹介されていて、興味を持って手に取りました。「休む」は結構難しいのかも、という本なのかもしれない。 早速数編読んでみたけど、本当に休んでない。休みたいとは願っているが、休んではない印象。むしろどうやって休んだらいいんだ?と考えたり、休むとは?と考えたり、ほんとに全然休めてない(笑) そして、疲れないから休んでない人が出てきたり、リラックスをいつでも次の動きができるように力を抜いておく
SNSで見て知ってはいたものの、実際に本屋で見かけて、即決して買ってしまった本。 買ってしまったのは、積ん読の先輩方から積ん読の極意を知りたいというのはあったけれど、本棚が見たい、というのも大きな動機で。この本は結構本棚の写真が豊富にあって、無性に心惹かれてしまった。壁一面の本棚というのは個人的に憧れで、我が家も狭いのでこの本棚に入り切らない本は買わないと小さいスペースにしていたけれど、すでにその倍くらい積んでいる。本棚欲しい。 「はじめに」に、1906年発行の「俚
東京都現代美術の「高橋龍太郎コレクション」行きたいと思いつつ長いこと行けておらず、終了間際に駆け込みで行ってきました。 東京都現代美術館は、私にとってやや行きにくく、足が遠のきがち。しかし、この近くには美味しい紅茶の「TEAPOND」もあったりして、行けば楽しいのだが。 高橋龍太郎コレクションは、高橋龍太郎さんという医師の方の個人コレクションです。個人コレクションなので、規模的にどんな感じなのかな、と思っていたら、かなり膨大な作品数で驚きました。これは必見だったな、と
坂口恭平さんの新作。近所の書店では扱っていなかったので、電車に乗ってサイン本が置いてある書店まで行って購入。装丁が素敵だ。 「デ・キリコ」展へ行く道すがら読み始める。最近はエッセイ祭りだな。 なんとなく最近のご著書と少しテンションが違う。今まで読んだいくつかは、熱量を感じるような文章が多かっだ気がするけど、こちらは少し落ち着いたトーンで日常を短めの文章で記している。新聞の連載ということなので納得。 坂口さんは連載の最後に鬱になってしまうのだけれど、それも含め隠す
私は買い物も好きだし、伊勢丹も好き。ということで、手に取ってみました。私がこの本の存在に気づいたのは最近ですが、2014年の連載なんですね。もう10年前。百貨店がもう古い業態みたいに言われる中でも伊勢丹は今でも好調ですごいな、と思う今日この頃。「丹青会」行ってみたい。 人が買い物する話でもすごくワクワクするし、手触りだったり、形だったりを想像しながら読む。ため息が出る。あぁお買い物したい。 4ページが一括りで、最後のページはイラストとコメント。このイラストがまた可愛い
8月16日 台風。あまり酷いことにならず、去っていきそうな感じ。でも散歩には今日は行けないかな。 とりあえず仕事。なかなか慣れないけれど、まあやるしかない。まだそんなに仕事が動いていないので、余裕があるのが救い。忙しくなったらどうなるのかなぁ。今年で取り切らないといけない休暇が11日ある。いつ取ろうか。あまり仕事が忙しくないうちに取るべきか、体調に備えて定期的に休みを入れるべきか。 8月17日 今日は日曜だっけ、と何度も思ってしまった。 映画友と映画を観に行き、軽い
たくさんの興味深い人たちと書店員の花田さんとの対談本。思わぬ分厚さに、これは気になった人だけ読もう、と全部読むのをサクッと諦めてしまった。 新しい出会いをみすみす捨てるとは、と思いつつも、今回はごめん、ということで。なぜか図書館から一気に4冊きてしまったし。図書館の予約システムは便利だけれどくるタイミングや冊数をコントロールできない、というデメリットはあるかな。 言い訳は置いておいて、永井玲衣さんの対談の言葉が印象的だった。 これは私が感じてたことと同じで、確か
今、出ている11月号の「群像」の小川洋子さん×東畑開人さんの対談がすごく良い。ぜひ読んでみてほしい。物語について。寂しさについて。 https://gendai.media/articles/-/139028 あと、今月は「文學界」の横山剣さん×岸政彦さんの対談も。
2014年頃流行った本。5年前、前の主治医に勧められた本なのだけど、手に取っておらず、思い出した時に図書館で予約。少し時間が経って回ってきた。 当時の主治医との会話を思い出すと、なんでも自分でやろうと思うとまた倒れますよ、みたいな会話の際に「これからは、エッセンシャル思考ですよ」と言われた。優先順位をつけて取捨選択をして、やるべきことだけやろう、ということなのかなと思いつつ読み始めた。 エッセンシャル思考とは何か。 なんとなく仕事で言われたことをこなしているけれど
微熱さんのブックカフェでいただいてきた「眠れぬ夜はケーキを焼いて」。読んでみました。 コミックエッセイというジャンルになるんですね。コミックエッセイなら具合が悪くても気楽に読めそうで良いな。 お菓子ばかり作る話かなと思いきや、片付けの話や、お豆腐を使った軽食など、自分をケアするネタがたくさん。優しい絵と優しい語り口で、安心して読める。 ちゃんと春夏秋冬があって、それにあった手間がそこまでかからなさそうな一品が、載っている。お菓子は材料も必要だし、手間もかかるけれど、
8月1日 ついに異動。やむなく仕事をするが、何もかもが分からない!慣れた仕事をやり続けたいだけで、新しい仕事とかは別にいいんだけどな、正直。前と比べて遅い時間にミーティングが入ることが多い。ミーティング自体も多い。 もう8月。今月もまた半月カウンセリングが休み。大丈夫だろうか。 8月2日 初めての新しい部署の部会のため朝イチから出社。自己紹介させられると聞いていたのだが、なかった。無駄に緊張した。大人数の会議は本当に久しぶり。昔、親会社にいた時のことを思い出す日々。昔
ケアをひらくシリーズで新しいのが出た、と認識はしていたのだけど、手に取るか迷っていた。みもさんのnoteを読んで、これは読もうと思って図書館で予約していた。確か10番目くらいで待っていてまわってきた。私の後に予約入ってるかな、と思ってみたら、189人も待っていてびっくり。関心が高い本なんだな、と。 最初は全然繋がらなかったのだけれど、「百日と一日」の著者の柴崎友香さんと同一人物なんだな、と。 淡々と著者の日常と発達障害がリンクして書かれており、こんな困り事があるのだな
「関心領域」前から観たいと思っていたのに、公開タイミングの5月が体調が悪く行けていなかった。もう逃してしまったな、と思っていたら、ロングランでまだやっていた(8月半ば)ので、観に行ってきた。 アカデミー賞音響賞をとっているだけあって、音の演出がとても良かったです。劇場という空間は音が良いので、より味わえたかと。 アウシュビッツビルケナウ収容所の隣に住む収容所長の一家の日常を描いた淡々とした映像が流れ、特に解説なし。一家の微笑ましいような日常生活の中にアウシュビッツから
このかたも全然知らなかったのだけど、「家から5分の旅館に泊まる」という本が良いと聞いて探したが見つからず、タイトルが面白そうだったので、図書館でこちらを。 若手飲食シーンの大本命、とか著者のことが書かれていてやや不安ではあったのだけど、このタイトルお酒の話だけではないよね、と読んでみた。 乱暴にまとめれば、町の飲食店で食事をして話をしたり、昼からスナックに行ってみたり、フェリーに乗ってみたり、なのだけれど、妙に楽しくて面白い。人生っていろんな楽しみ方があるんだな、とい
7月16日 祭りの後。完全に虚無。久々の旅が終わり、楽しい時間が終わり。今日からどうすれば。 旅に出る時に冷蔵庫を空にする癖があるので、食料の買い出し。涼しい。 祇園祭で購入した八坂神社の粽を玄関に。そして岩戸山の食べる粽をおやつに。 仕事何すれば良いんだったか、すっかり頭から色んなことが抜けてしまってる。この4日間ですっぽり。 7月17日 午前中は山鉾巡行をYouTubeやXなどで。鶏鉾の車輪が壊れたり、蟷螂山の蟷螂の腕が取れたりとアクシデントが。鶏鉾を抜かす月
なんの前知識もなく、著者の方のことも知らなかったけれど、タイトルに惹かれて手に取ってみました。 私は双極性障害2型で、気持ちが上がると次は下がってしまうので、できる限り低め安定で生活するように前の主治医に言われて、そのように暮らしている。穏やかで凪のようだけれど、それがつまらなくも感じることがある。 このタイトルのように平熱のまま、この世界に熱狂できたらどんなにか良いだろう。 と、思ったのだが、確かにそう言う話もあるのだけど、ちょっと違う。私の勝手なイメージだった