ミュージシャンのカウンセリングやってます
ミュージシャンのカウンセリングを始めているのですが、喜んでいただける実感を感じています。ジャンルもバンド、シンガーソングライター、あるいはアイドルまで幅広く受けてもらいました。色々な出会いもあって面白いのでもっと多くの人に受けて欲しいと思い、カウンセリングをして感じた事やどういう事を話すのかもっと詳しく書いてみたいと思います。
ミュージシャンというのはライセンスがある訳でもないし、客観的に測れる能力ではないので、良し悪しの判断が難しいです。
どうやれば能力や才能を伸ばせるかという確率した方法もありません。なので、回り道をしているなと感じてしまうミュージシャンも多いです。
当然、努力せずに才能を得る事は出来ないですが、才能を伸ばす合理的なトレーニング方法はいくつかあると思っています。技術のレベルによってやる事は違いますが、教えられると思います。
成功するミュージシャンはどこが違うのか色々考えてみると
オリジナリティ、ポピユラリティ、アイデンティティのどれかに秀でていると思います。さらに売れていくという事は、この3つで作る三角形が正三角形になり、それが大きくなる事だと思っています。この理論についてもそのミュージシャンの資質に合わせてアドバイスしてます。
それと、やりたい事、出来る事、求められる事、このバランスもチューニングしていく必要があると思っています。この件もお話ししています。
僕のライフワークの一つは、なぜ、その音楽が大衆に受け入れられてヒットしたのか理由を分析して理解する事なんです。ヒットの理由は楽曲なのか 歌詞なのか、キャラクターなのか、あるいは宣伝戦略なのか。ヒット・ソングを作るのメソッドは時代によって変わってきますが研究して理解して来ました。
自分の音楽がなぜ広まらないのか悩んでるミュージシャンもいると思いますが、その理由は分析出来ると思います。楽曲的な部分、戦略的な部分両方で補強したらもっと売れるかもしれないという事をアドバイス出来るかと思います。
音楽がサブスクで聴けるようになり、その音楽を発見した時がその人にとっての新譜という世の中になってしまいました。
つまり体系的に文脈で音楽を聴く機会が減ったという事ですね。
つまり、本来、その音楽をやるのであれば絶対に聞いておかなければいけない作品を聞いてない人が若者に多くなっています。
僕は1970年に10歳の時にリアルタイムでビートルズから意識的に音楽を聴くようになりました。そこから半世紀リアルタイムで体系的に音楽を聞いてきました。良いミュージシャンは同時に良いリスナーでもあるというのは僕の持論ですが、そのスタイルの音楽をやる上で聴くべき物をアドバイス出来ると思います。
プロモーションの方法がこの5年ですっかり変わってしまいました。メディアもテレビやラジオでではなくSNS、見るのの聴くのもほぼスマホという世の中になってしまいました。
ヒットも、YouTubeからではなくtiktokやショート動画からという状況に変化してしまいました。
この変化についていけてないミュージシャンはプロも含めて結構いるなと感じています。
ですが、業界誰もどうすればバズるかという事は正直分かっていません(唯一あるとしたら「たくさんアップしろ」ですね)トレンドはコロコロ変わり、正解は出そうになると書き変わってしまうのでなんとも言えないですがある程度の法則はあるように感じています。そこもお話ししたいです。
昔から音楽業界でメロディーだけではヒットの限界がある、曲を大ヒットさせるのは歌詞が重要と言われてきました。
カウンセリングでどうやって歌詞を書いているかと聞くと、だいたいなんとなく感じた事、思いついた事という答えが返ってくるのですが、もっと高い意識を持って欲しいと思いました。
良い歌詞のドラマや映画の脚本と同じ考えかたで書くべきと思っているのですが、その辺りも歌詞に悩んでいる人にはアドバイス出来ると思います。
最後に僕がこのサービスをやろうと思ったのは、才能があるのに、その伸ばし方、売り込み方が分からず世に出ずに埋もれてしまうのが残念だと思うという事もあります。
聞いてもいないNumber GirlのCDをあの時に買わなかったら、小出祐介君(BaseBallBear)が僕にデモを送ってくれなかったら、氣志團のインディーズのCDを居酒屋で見せられなかったら、相対性理論のCDーRを買わなかったら、寺嶋由芙ちゃんを知人から紹介されなかったら、ヤマモトショウ君や宮野弦士君と出会わなかったら
フィロソフィーのダンスの日向ハルちゃんのバンドを知らなかったら。名前と年齢しか知らないままのMrs.GREEN APPLEのライブを観に行かなかったら
どうなってたんだろうと時々思うわけです。もっと大きな成功を収めたかもしれないですが、あるいは彼らの才能に誰も気が付かないまま一般人として生活していったかもしれません。
そう思うと僕との出会いは悪くはなかったんじゃないかと思うわけです。
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