努力直線と成長曲線について
やっと朝晩冷えるようになってきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうかろくまるです。
今回は「この努力って報われるんだろうか」という人向けに努力直線と成長曲線について。
成長曲線と言っても身体的な成長を表した物ではなく、個人の能力の成長を表した物の話となりますのでご了承ください。
・努力直線と成長曲線とは
まず最初に努力という言葉が出てきたので結論から言えば、努力は必ず報われます。
ただし条件として
・目標の為の努力である事
これが必須です。
クリエイターを例にすれば、表現したい世界やキャラクターを創る事が目標であり、その為に画力やモデリング技術を磨く事が努力となります。
厳しい事を言いますと絵が上手くなりたいとか有名絵師になりたいとか、そういうのは副次目標であり、それを主目標に据えてしまうと瓦解します。
そういう人を沢山見て来ましたし、私もその一人だと思います。
少し話が脱線しますが、自分が表現したい事は無いけどクリエイターを目指したいという人に向けて。
まずは誰かに伝えたい事、教えたい事を自分の中に持って下さい。
動物園とか植物園とかスポーツとかライブとか、自分の興味のある事を実際に観察したり体験して、それを創作で表現する事を目指す訳です。
何なら家や職場の周りを散歩して発見した事や思った事でもいい。
動画や専門サイトなど、インターネット上の情報収集で全てを済ませようとすると誰かが調理した情報しか得られず、自分が表現したい事に繋がりません。
さて、その上で報われるのがいつかなんて事はハッキリ分からないしやっている本人にも手応えが無いので、続けている内に
「もういいや」とやめてしまう人も多いです。
続けているのに何故手応えが無いのか？というのを表したグラフがあるので、まずはこの図１をご覧いただきたい。
何かを作るにしろ勉強するにしろ、新しい知識や技術、或いは課題に挑戦する努力を惜しまず続けていれば、このようなグラフになります。
これが努力直線。
では続いて、これに対して成長はどのような線で表されるかというとこちらの図２のようになります。
なんやねんお前
失敬。
このように、努力直線にまとわりつくような形で表されるのが成長曲線となります。
このヘンテコなグラフはどういう事なのか？
これは単に努力すれば成長できるよと言う単純なモノではなく、努力してもすぐには成長できないよという事を表しています。
いくら続けていても手応えが無い、という状態が発生するのはこういう事なんですね。
だからって、続けても無駄だなんて事は無い。
図２には成長曲線が努力直線を上回っている部分が二か所ありますが、この二か所が努力の成果として他者の目に触れる訳です。
「二か所だけかよ！」と言われそうですが、人によってはこの二か所が年単位の長さになったりするのでバカに出来ません。
人によって環境は違いますし、掛けられる時間というものもマチマチです。
なのでどうしても
「努力はいつか報われるよ」というふわっとした気休めになっちゃう。
それ以外に言いようがないのをこの図から読み取って貰えればな、と。
ソシャゲ界隈だと”出るまで回せば出る”なんてジョークがありますが、努力が実を結ぶ事に関して言えばこの言葉の通りだと思います。
前述の通り目標さえしっかり見極めていれば、必ず報われる。
この記事が誰かの励みとまではいかなくとも、気休めになりましたら幸いです。
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