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叩かれよう。疎まれよう。蔑まれよう。
今まで、極端さに憧れて生きてきた。
今までの自分はいろんなところに顔をだし、責任は取らず、バランス・調整なんとなく。
組織人としてはそれで良いのかもしれない。
「ちょっと変わってる」「優秀だよね」そんなことを言われて喜んでいた自分がいたのは紛れもない事実である。
ただ、今まで、「エゲツない」「やばい」「凄みがある」「狂気を感じる」とは言われたことはない。
「良い子」の枠に安住していては何も生まれない。
いや、生み出せない。
生み出せる人間になるには、もっとゴツゴツとした良い子の皮膜を脱ぎ捨てて、むき出しの個で勝負しなければならない。
もっと蹴落として競り合って、過去の自分を日々切断していく。
連続した毎日、生活に流されている自分を良しとしていた。
上手くやろうとしなくていい。
置きにいった半速球なんて、ホームランボールである。
今までそれをホームランにしてくれるバッターと対戦すらしてこなかったのだ。
フラッシュボールをバシバシ投げて、バットをへし折りにいく投球をしていこう。
チームを俯瞰してどうのこうの。「そんなの知らねえ。」今までやってきたんだから、どうせ目を瞑っていったってできることだ。
もっともっと深く深く潜伏して感性を研ぎ澄ます必要がある。浪人生の11月末、そんな感情が芽生え始めていたはず。当時は、12月に入りメンタルが回復してきたと捉えていたが、違う。
ゴツゴツとしていく自分に耐えられなくなって、怖くなって逃げたのだ。
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