【第6回〜その時の私〜】就活総括

人間誰しも人からの見られ方は多様である。それと同じくらい、過去の自身の積み重ねが現在に与える影響は計り知れない。
そのような前提をもとに、過去下書きに入れていて掲載しなかった文章をあげていく。
そんなシリーズ第6回目の文章は2015年8月23日に書いた文章である。

トレーニング法や勉強法等にも言えるが、この手の言説は言うや易しの口だけのものが多い。
一つ言えることとしては、わたくしは1人で50社ほどお祈りをいただいた。
試して試して相当な数を失敗したからこそ、失敗法の逆として本方法を取りまとめた。
また、この方法が唯一の方法とは思わないでいただきたい。しかし、この流れというのは結論としては非常に一般的かつ普遍的な"準備"ではなかろうか。
就活だけに使う小手先のものではなく、物事に取り組みにあたって必要なプロセスだと言えよう。書きかけ下書きにつき、最後の結論まとめのようなものがなく、プロセスの説明をして終わっているが、十分に内容は記載している。

今後は、転職活動の失敗から導き出した方法もまとめていきたい。


過去の私が教えてくれることがあるかもしれない。

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就職活動において差を分けるポイントは思いをどう伝えるかという一点に集約される。
それは、いかに表現できるかである。言い換えれば、いかに相手に伝わるかと言った点である。

就職活動において、多くの人が達成目標として掲げるのは内定を獲得することである。その点において、内定を獲得したい企業の面接官及びESの選考担当に自身を表現していかなければいけない。そのために何を表現するかというと自身の過去と現在と未来の流れの中から見え出てくる自身の個性、特性、役割意識などを伝えなければならない。なぜなら、多くの企業で見られている部分として大きいものは一緒に働きたいかというところだ。具体化すると、一貫性があり応答(コミュニケーション能力ともいう)ができ、入社に対する意欲があるということだ。ではそのために何をすればいいのか。それは、自身について考え、ある一定量の努力をするこだ。
具体的な段階としては
1.理想とそれに向かうまでの道筋を整理する
2.自身の状況を分析する
3.その企業及び業界を知る
4.考えて試すそして振り返るサイクルを忘れない
5.周囲を観察する

この議論の前提として、理想があるという条件付けがなされている。理想がある人はそのままでよいが、自分が何をしたいかわからないという人は、「明日何をしたい」や「子育ては地元でしたい」など一見すると小さいと言われるようなところを逃さず自身のなりたい姿としてリストアップすることを勧める。また、それらもまったくないという人がすべき施策は2点ある。1点目は知識や体験を増やすということだ。コップに水がないのに、コップから水は飲むことができないということから言えるように、自身の中に知識や経験がないと、次の考えが浮かばないということがある。また、2点目としては、自分史の整理や人生の決断する場面で、自身がどのような選択をしてきたかを振り返るといい。例えば、いつも逃げの選択をしてきたという人もいるし、汗かかないように努力してきたという人もいる。自身のその判断基準でいいのか、よくないのか。よくないなら、どういう判断の積み重ねをいっていけばいいのか、いきたいのかということを考えていけば、何かしらの答えが見つかる可能性が高い。その上で、前述の1から5の項目に沿って考えを深めていくと良い。

まず1点目は理想とそれに向かうまでの道筋であるが、自身に理想がある場合、それが達成されている状況をより具体的に想像する。ある程度その部分が完成したら、その理想がどのようにすれば達成されるかを様々なパターンで想定する。

次に、2点目として前述の自身の判断の振り返りなどをする過程で、やりたいことや興味関心が非常に多岐にわたって思いつく場合がある。そのような場合において整理の一助になる思考法がある。それは、時間軸の確定と主体探しだ。どういう方法かというと、X軸を昔やりたかったことと今(これから)やりたいことと区分しY軸には私がやりたいこととみんながやりたいことと区分する。このマトリックスに沿って自身のやりたいことや興味関心を整理すると、自分自身が今、何をやりたいかをより精査することができるのだ。

そして、自身の興味関心を整理したら3点目として業界や企業について調べる。これは「敵を知り、己を知れば…」の前段の部分である。特定の企業と同業界の異なる企業を比較して、どこに差異があるのか。とういう部分に特色があるのかということを分析する。それを幾度となく繰り返し、業界全体でどのような構図になっていて、自身の理想とするところ及び、興味がわく企業はどのような特色があるのかという部分を考えていく。
これらの過程により100戦危うからないようになっていくのだ。さらに、これら考えをまとめたノートを企業毎の調査書と業界の全体図(市販の業界地図などを参照)を作成することを進める。(方法論については個別に記載する。)

次に4点目、これからは実践編となる。考えて、試し、振り返ることを繰り返す。上記1〜3点の思考をもとに、説明会や座談会、グループワークや面接などにおいて、それぞれの企業の調査書にまとめたことをアウトプットしていくのだ。例えば説明会や座談会であれば、質問という形で確認や深掘りをしてもいい。またグループワークであれば、ワークで作成する課題に厚みを持たせることができる。さらに、面接であれば、その前に持参するであろう履歴書やエントリーシートに自身が調べたことを絡めていくとよい。そのようにして、自身の調べたことをもって試行した結果を冷静に分析し、自身の表現したコンテンツ(志望理由ガクチカなと)が合わなかったのか。合わなかったのならそれは未然に防げなかったのか、表現が足らなかったのか調査が足らなかったのか、認識に不備があったのか。など、このように、敗因であれ勝因であれ分析していくことで、自身の考えられていない部分や得意な部分など様々な傾向が抽出される。ゆえに、単に面接を面接で終わらせないようにすることが大切だ。

最後に5点目としては、周囲を観察するということだ。選考において主たる基準となるものの一つに「一緒に働きたいか」と思ってもらえるかという点がある。それゆえ、周囲にはどのようなタイプの人がいて、どのような考え方をしているのかという部分を観察することで、何気ない就活トークからも様々な考え方を吸収することができるのだ。

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