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噺家の手ぬぐい 朝之助改め春風亭梅朝

一門の朝之助クンが春風亭梅朝の名前で真打に昇進します!!
前座時代(名前は一力)、ちょうど東日本大震災が起きました。池袋演芸場では本震の時、故川柳川柳師匠が高座に上がっておりました。池袋は地下のため、他の寄席より揺れが少なかった??どういうわけだかそのまま演芸が続き、仲入り後クイツキは玉の輔。ところがあまりに揺れが頻発するためそこで中断、そしてお客様をお帰しすることになるのですが、誘導するはずの前座一力が一番落ち着きなく高座で右往左往してる。結局、楽屋にいた圓太郎兄さんが一力を最初に避難させるという…笑。そんな男が今回真打昇進です。

何で『梅朝』に?
「師匠から何年か前に『梅朝』という名前がある、と聞いておりました。今回昇進が決まったときも同じ話をされたので決心は早かったです」

なるほどねェ〜。で、手ぬぐいはコチラ。

渋いネ、とても良いです。

デザインは母校國學院大學の先輩で色々デザインをされている方だそうです。
「梅朝という名前なので『梅』にまつわるものが良いだろうということでこのデザインになりました。使い勝手が良いように色は梅鼠、ねじり梅と梅の紋でシンプルに。後幕もお願いしていて、その案のひとつにこのデザインがありまして、手ぬぐいにできればと…」

ふむふむ、…そういえば梅朝さんの兄弟子の柳朝さんの話。玉の輔に風呂敷デザインを頼んでいて、それが知らない間に後幕になってたもんなぁ〜笑。

ナニが抱負を一言。
「まずは落ち着いていきたいです。寄席に出たい…ちょっとでも良いです…」

アナタのその落ち着きの無さが良い方に落語に生きている、と思いますヨ。

御披露目情報は落語協会ホームページから。

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