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『DEATH NOTE』 7巻 感想

概要

原作:大場 つぐみ
漫画:小畑 健

初版発行:2005年
デジタル版発行:2012年
発行所:集英社

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発行者による作品情報

【デジタル着色によるフルカラー版!】デスノートを現在所有するヨツバ・火口を包囲した捜査本部。その時、月は再びデスノートを手にする事ができるのか!?そして、月が監禁前に思い描いていた計画は実現するのか!?衝撃の事実が待ち受ける……!!
Apple Books|大場つぐみ&小畑健『DEATH NOTE カラー版7』

感想

 前半はまさに「月の計画通り」な展開でした。自分(だけでなく周囲の人物)がノートの記憶を失った後にとりうる行動を計算し、自身の元に再び戻ってくるよう綿密に練られていたとは!!月の作戦立案力(と演技力)には脱帽しました。
 もっとも、その"策"の中には海砂やレムの愛情を利用した中々に外道なものも含まれていますが。まさか死神まで殺してしまうとは思いませんでした。
 本当に、よく『少年ジャンプ』で連載できたなとは思います。

 後半では新キャラクター・ニアとメロが登場し、別々のルートからキラ事件の真相にたどり着こうとします。個人的にメロの"1番に上り詰める"ためなら手段を選ばない(選んでいられない)泥臭さは嫌いじゃないです。

 ただ、ニアメロ編ってL編とくらべて不評というというか、「(特にキャラクターが)好きになれない」という声は大きいんですよね…。でも、じっくり読んでいくとニアやメロにもLとはまた違った魅力があるとは思います。
 「月の勝ち逃げは倫理的にまずい」という事情があったにせよ、それなら(実写映画版のように)Lに負かされた方が良かったというのは否めませんが…。

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