五里霧中

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最近の記事

「一力遼世界一」と囲碁界の今後

 私が囲碁を始めたのは2002年、当時小学4年生のころである。きっかけは言わずと知れた大ヒット囲碁漫画『ヒカルの碁』であり、アマ3 - 1級程度の、今は亡き祖父の指導を受けて囲碁を学んだ。   私が囲碁界の情報を積極的に仕入れるようになったのは、高校生になってガラケーを手に入れてから。それまでは、囲碁界の情報はせいぜい新聞の囲碁欄のみであった。日本の囲碁界衰退の流れ、国際棋戦での振るわなさを知ったのもその頃であるから、私は日本が囲碁の世界最先進国であった時代も、張栩の200

    • R6-1漢検準1級 感想戦

       2024年6月16日、令和6年度第1回の日本漢字能力検定(以下漢検)が行われました。本記事では、私の試験結果や雑感などについて、熟と綴っていきたいと思います。  あまり試験結果などについて記事を起こすつもりはなかったのですが、漢検受検に関連する情報は多いようで意外に少なく、私も勉強時に情報収集にやや苦戦した経験があるので、後覚の方たちへの一助になれば、と思い筆を執った次第です。  ※7月26日、検定結果返却により一部追記。 受検のきっかけ いい年こいて漢検もあるまい、

      • 三年ぶりのブリザード【デュエプレ】

         かつて、「ランクマの女王」という言葉がありました。  そのカードが収録されたのは第3弾。それまでの「デュエプレ」を根底から覆すイカれた性能で全ユーザーを震撼させ、わずか2週間後にナーフされるところからそのカードの歴史は始まります。  ナーフを食らっても第一線で戦える性能であることは変わらず、その後いくつも弾を重ねても環境に鎮座。いつしか、畏敬と若干の憤懣をないまぜにして「ランクマの女王」と呼ばれるようになったのです。  既に、「ランクマの女王」であったことも大昔の話で

        • 魂天達成記 - 聖3坂を突破せよ -【雀魂】

           先日、オンライン麻雀ゲーム「雀魂」の四人麻雀にて、魂天に昇段しました。  この記事では、魂天達成までの道程や、玉の間における戦い方、戦ってみた感想などについて記していきたいと思います。長くなるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 自己紹介 まずは簡単に自己紹介を。  雀魂でのプレイヤー名は「一介の碁打ち」。なんとなく面白そうなアカウント名をつけたがる傾向が私にはあり、この名前もそれに乗っかっています。面白いのかこの名前?  囲碁は私の生来の趣味で、ネット碁で

        「一力遼世界一」と囲碁界の今後

          デュエプレ懐古クイズまとめ

           筆者が「クイズメーカー」を用いて作成した、デュエル・マスターズ プレイス(デュエプレ)懐古クイズのまとめ。出題範囲は1~6弾環境。  解いてみたいという方は、各リンクから挑戦してみてください。 1作目・2022年6月23日21:16公開 ・正解率47.7%(11月19日時点) ・当時の代表的な懐古エピソード、クイズとして頭をひねらせることができそうな問題を中心に制作。 ・最終問題は他の追随を許さないほど圧倒的に難しい。解けた人はスゴイ。 ・全体を通じた難易度も高め。

          デュエプレ懐古クイズまとめ

          デュエプレ事件簿(1~6弾環境編)

           デュエル・マスターズ プレイス(デュエプレ)もリリースから長い年月が経ちました。リリース初期から現在に至るまでこのゲームを愛好しているというプレイヤーは既にかなり少数派になっているでしょうし、過去に疎いプレイヤーも多くなっていると思われます。  本記事では、デュエプレで発生したトラブルやのちに語り継がれる印象的な出来事、昔と今の違いなどについて触れていきたいと思います。 はじめに 基本的に、スマホアプリに不具合は付き物だと筆者は思っています。  本記事ではデュエプレ運

          デュエプレ事件簿(1~6弾環境編)

          2弾環境の思い出 最も美しいデッキ、最も熱い戦い【デュエプレ懐古】

           突然だが、今までのデュエプレの歴史の中で、皆さんが最も好きだった環境はどれだろうか。  現在の13弾環境は割と好評なようだし、デュエプレ懐古勢の間では1弾環境や5弾環境後半などが人気を集めるかもしれない。  筆者が最も好きだった環境は、もう2年以上昔の話になってしまうが、2弾環境。今回は、この2弾環境の歴史について触れていきたいと思う。 はじめに さて、2弾環境とはどんな環境だっただろうか。率直に言ってしまえば、比較的影が薄い環境だったと言えるかもしれない。  1弾環境

          2弾環境の思い出 最も美しいデッキ、最も熱い戦い【デュエプレ懐古】

          1年ぶりにデュエプレを頑張ってみた話

           早いもので、デュエプレがリリースされてから既に2年以上が経過している。  リリース当初からデュエプレを開始し、初期のメンテ地獄、ブリザードマスターズや第二のボルバルマスターズ、メカオーやドリームメイトといった新種族の台頭などを経て、私がデュエプレを休止したのが昨年の5月、8弾環境の頃。  そのプレイヤーが久しぶりにデュエプレと向き合ってみた結果や、そこで感じたことなどをつらつらと記していきたい。 休止した理由  まずは、私がデュエプレを休止した理由について改めて記してお

          1年ぶりにデュエプレを頑張ってみた話

          【今までありがとう】第1弾収録カードをランキングで振り返る

           2020年12月10日から新たに始まったドルバロムカップでは、新しいフォーマット「New Division」が導入された。  主に直近6つの最新パックに収録されているカードのみが使用できる新フォーマット。ここでは、第1弾のカードのほとんどが使用不可能となった。悲しい。  もうすぐリリース1周年を迎えるデュエプレ。この記事では、その歴史からこのままひっそりと姿を消してしまいそうなカードパック「 DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」 」に収録

          【今までありがとう】第1弾収録カードをランキングで振り返る