Mamiya RZ67 PROFESSIONALを分解してみる ④

チャージレバーの遊びが大きすぎるか?

フィルム送りカプラーが動き出すチャージレバーの角度。
マゼンタが正常動作品 赤が故障品。

チャージレバーとフォーカシングレールを固定しているねじを外す。

チャージレバーの凸部に針金を巻いてはんだ付けすることで遊びを減らしたところ、シャッターチャージが完全に行われてシャッターが切れるようになった。

なぜ遊びが大きくなったのか?
どこかギアの歯がひとつずれたり欠けたりしているのではないかと考えたが、これまでの分解ではそのような箇所は発見できず。
結局故障原因はわからず、根本解決はしていないがとりあえず動くのでよし。

チャージが完全に行われずシャッターが切れない場合、上記の方法で修理できるかもしれない。
まずワインダーで巻き上げる、または手動で強制的にワインダーカップリングギアを回したときシャッターが切れるかどうかを確認する。
もしシャッターが切れた場合はチャージレバーの遊びを小さくするように補修するとよい。
※ 手動でワインダーカップリングギアを回す場合、チャージレバーを押し下げながら、ギアの歯1つか2つ分回転させるとよい。かなり力をかけないと回らないので注意して行う。