有機石灰とビール酵母 #農業
有機石灰を水で溶きビール酵母と一緒に散布しました。蓄圧式スプレーはCAINZで1400円でした。
結構安かった。
手動なので5畝以上散布すると疲れます。
お金があったら自動の散布機を買いたい。
有機石灰とビール酵母を散布した理由
有機石灰でカルシウム補給と病気予防、ビール酵母で根の生長促進を促すことで病気に強いニンニクに育てるためです。
昨年ニンニクを栽培してみて、球根が生長し始める4月くらいから急に病気が出始めることがわかりました。
理由はいくつか考えられますが、日本の気候に合わないのが大きい理由と思います。
ニンニクの原産地は中央アジアです。
中央アジアは世界で海洋から最も離れた地域で、降水量は極めて少なく気温の差が激しい乾燥地帯です。
日本の気候とは全く違います。
私が栽培する関東では、球根が大きくなる4月から6月にかけて梅雨などにより多くの雨が降ります。
その時に、病気が出るのです。
どうやって病気にならないニンニクを育てるか。
病気を予防しニンニクを強くするしかありません。
そこで導き出した私の答えが、有機石灰とビール酵母なのです。
有機石灰
ビール酵母
病気にしない別の方法
病気にしない方法は、もう一つあります。
それは、病気になる前に収穫することです笑。
球根が生長する4月前に収穫してしまうんです。
「収穫してしまったらニンニクにならないんじゃ?」と思いますよね。
はい、ニンニクとして収穫はできません。
葉ニンニクとして収穫するんです。
回鍋肉という料理ありますが、日本では、豚肉とキャベツで作りますが、本場中国では、キャベツではなく葉ニンニクを使います。
一説では、陳建一さんのご家族が日本で回鍋肉を作ろうとしたら葉ニンニクがなくキャベツを使った回鍋肉を作ったのが日本の回鍋肉の始まりらしいです。
葉ニンニクの回鍋肉も美味しいですよ。
葉ニンニクが収穫できる1月から3月は、端境期で露地野菜が少ない時期になります。
その時期に葉ニンニクを出す予定です。
ニンニクで収穫するのは有機では農薬が使えず病気になる確率も高いので、7割くらい葉ニンニクで出せればと思ってます。
これでは、ニンニク農家改め、葉ニンニク農家ですね。