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『揺訳 捜神後記』発刊

こんにちは。日々ヴィトゲンシュタインだダンマパダだ言っている身ですが、裏ではこんなものを上梓しました。

志怪小説『捜神後記』を全訳し、一冊にまとめたよ、と言うもの。ちなみに「後」ですから別に『捜神記』もありますが、こちらは既に全訳があるのでスルー。

漢文ごっこをやってきて思うんですが、「とりあえず日本語化されたものがある」だけでどれだけ状況が良くなるかな、と言うのを感じるのです。実際に読みこなさなきゃ本当の含意なんかは把握しきれないでしょうけど、そうじゃなくて、「とりあえず何が書いてあるか」。そういうところで、まずは接したい。誰よりも自分がね。そのついでに、みなさまにも楽しんで頂ければ。そんな感じで考えています。

今後の発刊予定としては劉敬叔『異苑』

を経て、魯迅が収集、校正を施した古小説集『古小説鈎沈』をさらに校正してくださった魯迅『古小説鈎沈』校本

を、私訳の上出版していければ、と思います。ただしそんな慌てて訳していくつもりはありませんので、まぁゆっくりめのペースです。いろいろ漢文と「とりあえずの日本語」が揃って、古代中国まわりがもっと遊びやすくなるといいな。そんな風に感じています。

よろしくお願いします!

ちなみに以前発刊した菜根譚もこの機会に Unlimited 化しましたので、よろしければ!


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